2015年9月19日土曜日

フランス版 アーサー王(La légende du roi Arthur)ついに 開幕!

さて先日9/17についにフランス版アーサー王のミュージカルがプレミア(初日)を迎えました!!!

プレミアのカーテンコールの様子がこちら↓。みんな楽しそうですね〜
そして、仏ミュー恒例のカメラを片手に押し寄せるファンたち^^ 熱狂が伝わる笑。


気になりすぎて、早速いろいろググってしまった。。。

結果。。。想像以上にすごいかもしれない。。。

こちら↓リハーサルの写真ですが、ちょっとセットの様子もわかるかな。。。
http://www.ptitblog.net/theatre/la-legende-du-roi-arthur-les-coulisses-du-spectacle-avant-la-premiere_art12820.html

たぶん、3Dプロジェクション・マッピング等を駆使してるんだと思いますが、映像でもすごい迫力。そして、仏ミューが誇るダンサーも、アクロバティックですごい!セットも衣装もすごく豪華な気が。

リハの映像ですが、ダンサーと映像、セットの
融合がすごい。

きっとライブだと相当凄いんじゃないかな。。。



いろいろな場面が
少しずつ映像が入っています。

観客の反応は正確なところはわかりませんが、いろんな人の感想を読んだ限りでは全体としては、結構良いように思いました(プレビューではないけれど、観客もプレミアや最初の頃の公演はそういう位置づけで見ているので、確かに直したほうがいいと思うところはあるけれど、また見にくるよ、という暖かいメッセージを寄せている方も多かったように思います。)。あと、CDを聞いたときは、普通すぎて全然いいと思わなかったけど、舞台版はとても良かった、という意見も結構見かけました。

やっぱり舞台は舞台となって初めて成立するものなんだな、、、と改めて思いました。豪華なセットや衣装、ダンサーたちの華麗な舞等の効果はもちろんあると思いますが、歌手たちもプロモやリハ等を経て、歌いこんでいるので、その辺の成長もあるのかなあという気もします。

ただ、やはり、アーサー王、グィネヴィア、ランスロット、マリアガンスの愛のトライアングルじゃなくてスクエア(笑)に話が集中しすぎて、聖杯を探す旅のほうがほとんど描かれていなかったのが残念だったといった意見をちらほら見かけました。

ストーリーも、舞台用に脚色されている部分もあるのかなという気がします。一番わかりやすいところだと、アーサー王の異父姉であるモーガン・ル・フェイですが、どうやらこのキャラクターはアーサー王伝説のモルゴース(彼女もアーサー王の異父姉。モーガンとは両親が同じ。)とモーガン・ル・フェイを合体させたもののようです。アーサー王の子どもを身籠り云々という話はモルゴースから、魔法を使ってアーサーに復讐といった部分はモーガンから来たものと思われます。あと、今回の舞台ではアーサー王が岩から引き抜いた剣はエクスカリバーということになっているようですが、これも伝説の中では実は違う剣らしい。。。

舞台に乗せる人間の数や時間も限られていたり、よりドラマチックな展開を求めての脚色なのかなあという気がしますが、、、確かにアーサー王の物語が恋愛ストーリーで終わってしまうの??と思う気持ちもわからなくもありません。。。

衣装も、すばらしいと言っていた人が多かったですが、趣味でなかったと言っていた人もいました。グィネヴィアの髪型が。。。と言っている人が確かいたのですが、、、私も中世な感じは出ているけれどもう少しナチュラルでもいいんじゃないかなーと思ったりしました。

私もそこまで嫌いではないですが(だってコスチュームって、目立ってなんぼというか。。。)、若干色味が強いかなあと思ったりはしました。確かに人によっては、ゴテゴテ過ぎてやりすぎ、と思う人もいるかもしれません。

プロモのときは黒を基調にしたどちらかというとみんなが考える「中世」な感じの地味目な衣装だったのですが、本番はかなり色鮮やか。なんでこんなに変更されたのだろうと考えてみたのですが、ひょっとすると、、、ちょっと前にやっていたRobin des Bois(ロビンフッド)と衣装のイメージがちと被る(イギリスものだし、鎧を着て戦い、、、といったところも似ている。)からかなと思ったりしました。

で、どうせ変えるんだったら、時代に囚われず自由にやろう、、、みたいな(笑)。前の記事にも書きましたが、衣装は、中世風でありつつも、「今」を感じさせるアレンジを加えているということで、ちょっとアーティスティックな感じもするものが多い気がします。

ちなみに、プレミア(初日)は、準備が間に合わなかった、とかで、Final(カーテンコール前の出演者登場のシーンのことを言っていた??)が即興だったらしいのですが(と、アチアさんが釈明している映像がありました^^;さすがフランスだわ。。。でも、観客は、アチアさんに暖かい拍手を送っていました。)、その点も含め、毎日日々の舞台でどんどん進化して行っているそうです。

あと、youtubeで映像をみていたところ、どうやらアレンジや歌詞も変更になっている曲もちょろちょろあったり(特にランスロットの曲)、CDに入ってない曲もあったので、ひょっとすると、舞台バージョンとして新たなCDが出されるかもしれません笑。
*わかるかぎりで舞台版とCDとの曲の違い等の情報をこちらにまとめました。

DVD化、これだけ大掛かりな舞台なのでされるような気がするのですが(というかしないのはもったいなさすぎる。。。)、早く見てみたくて仕方ありません。

2 件のコメント:

  1. こんにちは。

    一般に読まれてるアーサー王の物語とは、また違う内容になっているんですか。

    映像で拝見させて頂いたダンスシーン、生で見たら迫力があるんでしょうね。
    フランスのミュージカルは、触れる機会がないので、記事が更新されるの楽しみにしております。


    まだまだ、フランスミュージカルの知識もないので、コメントができないのですが、いつも楽しく読ませて頂いてます。

    返信削除
    返信
    1. どうやらそうみたいです^^;いろいろ制約があるのと、恋愛を中心に据えたという演出上の理由によるものが大きいんだと思うのですが。ダンサーは1789のときもそうでしたが、ダンス専門の人たちなのでこれだけでも相当見応えがあると個人的に思います^^ 私自身も他の方に比べるとお世辞にもフレンチミューにすごく詳しい、というわけでは実はないです+フランス語も実は中級レベルですが(汗)、、、わかる範囲でお伝えできればと思っています><

      削除