2014年9月6日土曜日

1789 Les Amants de la Bastille バスティーユの恋人たち 〜CD、DVD情報〜

恐らく、宝塚の公演が始まる前に予習をしようという宝塚のファンの方がいらっしゃると思うので、CDとDVD情報をまとめておきます(既にもう注文済みかもしれませんが…(汗)。)。でも一応、注意事項、というか「?」となる部分があると思うので、その補足情報も載せます。

CD
3種類あります。が、個人的にはSaison 1のコンプリート版が一番いいのではないかと思います。宝塚版がSaison 1(2012年)とSaison 2(2013年)のどちらのバージョンで上演するのかわかりませんが、実は、1と2でフィナーレが違っていたり(!)、新曲が増えていたり逆になくなってしまった曲があったりかなり改変があります。また、このミュージカル、実は、初演の直前に主役の人が変わった関係で、コンセプト版とコンプリート版で同じ役でも違う人が歌っているという不思議なことが起きています。。。というわけでちょっとご注意を。

■コンセプト版
Amazon
http://www.amazon.co.jp/dp/B007EED69C
HMV
http://www.hmv.co.jp/artist_Original-Cast_000000000001592/item_1789-Les-Amants-De-La-Bastille_5002269

この時点(プロモーション時点)で、主役のロナンは、Mathieu Carnot(最終的にはラザール役に役替え)が演じることになっていたため、ロナンの曲は全てマチューが歌っています。また、1曲ミュージカルには採用されなかった曲もこのCDには入っています。また、こちらはコンセプト版なので、当然ながら全部の曲を網羅していません。(括弧内は宝塚版のタイトル)

<収録曲>
1. Pour la peine(悲しみの報い)
2. Hey ha(デムーランの演説)
3. Je veux le monde(世界を我らに)
4. Ca ira mon amour(サ・イラ・モナムール)
5. Le temps s'en va*
6. Fixe
7. Je mise tout(全てを賭けて)
8. La sentence(許されぬ愛)
9. Maniaque**(耐えてみせる)
10. La rue nous appartient
11. A quoi tu danses ? (誰の為に踊らされているのか?)
12. La nuit m'appelle(夜のプリンセス)
13. Le cri de ma naissance(叫ぶ声)
14. Ca ira mon amour - Rod Janois(アコースティック・バージョン)

*この曲は、実際のミュージカルでは採用されていません。コンプリート版に入っている"Tomber dans ses yeux"が当初はこの曲の予定だったのかなと思います。というわけで、こちら幻の1曲です。

**この曲は、実際に舞台で歌われた歌詞とはかなり違う歌詞で入っています。舞台では、ラザールとロナンが交互に歌うバトル曲のような形になっていますが、こちらでは、ロナン(しかも歌っているのはマチュー)のみが、自身の置かれた立場について歌っています。ちなみに、この曲、コンプリート版でもなぜかこのままマチュー版が採用されています=実際に舞台で歌われたバージョンはどのCDにも収録されていません(爆)。恐らく、Louis Delortに主役が決定したのが直前過ぎて、レコーディングが間に合わなかったのだと思われます。。。

■コンプリート版(Saison 1)
Amazon
http://www.amazon.co.jp/dp/B00AKGA0AO

2枚組のシーズン1のコンプリート版です。私もこちらのCDを持っています。アレンジ等がちょこちょこ違っていることもありますが、基本的には全ての曲を網羅しています。一部ボーナストラックのような形でミュージカルでは使用されていない曲も入っています。また上記の通り、Maniaqueは舞台とは全く違った曲のまま収録されています。以下にメインで歌う役と歌手も載せておきました。

<収録曲>

Disc 1

1. Prélude
2. Le cri de ma naissance (Solène/ Nathalia) 【叫ぶ声】
3. Je mise tout (Marie-Antoinette / Roxane Le Texier) 【全てを賭けて】
4. Au palais royal / les prostituées (Danton / David Ban) 【パレ・ロワイヤル】
5. La nuit m'appelle (Solène / Nathalia) 【夜のプリンセス】
6. Tomber dans ses yeux  (Ronan & Olympe / Louis Delort & Camille Lou) 【二度と消せない】
7. Maniaque (Ronan & Lazare / Louis Delort & Matthieu Carnot) 【耐えてみせる】
8. La sentence (Olympe / Camille Lou) 【許されぬ愛】
9. Hey ha  (Robespierre / Sébastien Agius) 【デムーランの演説】
10. La guerre pour se plaire / le dauphin (Ronan & Olympe / Louis Delort & Camille Lou) 【この愛の先に / 王太子の死】
11. La rue nous appartient (Desmoulins & Ronan / Rod Janois & Louis Delort)

Disc 2

1. A quoi tu danses? (Robespierre / Sébastien Agius) 【誰の為に踊らされているのか?】
2. Je suis un dieu / le cauchemard (Ramard / Yamin Dib) 【私は神だ】
3. Je veux le monde  (Solène/ Nathalia) 【世界を我らに】
4. Ca ira mon amour (Desmoulins / Rod Janois) 【サ・イラ・モナムール】
5. Nous ne sommes (Lazare / Matthieu Carnot) 【国王陛下の名の下に】
6. Je vous rends mon âme (Marie-Antoinette / Roxane Le Texier) 【神様の裁き】
7. Sur ma peau  (Ronan / Louis Delort) 【肌に刻み込まれたもの】
8. La prise de la bastille
9. Fixe / les droits de l'homme (Desmoulins / Rod Janois)
10. Pour la peine (Toute l'équipe) 【悲しみの報い】
11. Ca ira mon amour - Rod Janois *(アコースティック・バージョン)
12. Je veux le monde - Nathalia* (アコースティック・バージョン)
13. Pour un nouveau monde* (Charlotte役の子役)【三部会】
14. Filles et femmes à la fois* (Olympe, Marie-Antoinette & Solène / Camille Lou, Roxane Le Texier & Nathalia)
15. Allez viens (c'est bientôt la fin)* (Ronan, Desmoulins, Robbespieere & Danton)

*ボーナス曲。実際には舞台では使用されていない曲です。ただし、Ca ira mon amourは、カーテンコールでロッドがギターを弾いてみんなでアコースティックバージョンを観客と一緒に歌うときもありました。


■コンプリート版(Saison 2)
Amazon
http://www.amazon.co.jp/dp/B00FJAKUC4
HMV
http://www.hmv.co.jp/artist_Musical_000000000230892/item_1789-Les-Amants-De-La-Bastille-Digi_5586776


シーズン2になって、2曲新曲が加わりました(テーマカラーも一新されてなぜかブルーに。)。また、シーズン2でミュージカル上では使用されなくなった曲についても収録はされています。シーズン2になり、Solène役がCaroline Roseという歌手に変更になりましたが、CDはNathaliaのままです。

<収録曲>

Disc 1

1. Prélude
2. Le cri de ma naissance (Solène / Nathalia)
3. Je mise tout (Marie-Antoinette / Roxane Le Texier)
4. Au palais royal / les prostituées (Danton / David Ban)
5. La nuit m'appelle (Solène/ Nathalia)
6. Tomber dans ses yeux  (Ronan & Olympe / Louis Delort & Camille Lou)
7. Maniaque (Ronan & Lazare / Louis Delort & Matthieu Carnot)
8. La sentence (Olympe / Camille Lou)*
9. Hey ha  (Robespierre / Sébastien Agius)
10. Pic & Pic (Ronan, Desmoulins, Robbespieere & Danton)**【自由と平等】
11. La guerre pour se plaire / le dauphin (Ronan & Olympe / Louis Delort & Camille Lou)
12. La rue nous appartient (Desmoulins & Ronan / Rod Janois & Louis Delort)

Disc 2

1. A quoi tu danses ? (Robespierre / Sébastien Agius)
2. Je suis un dieu / le cauchemard (Ramard / Yamin Dib)*
3. Je veux le monde  (Solène/ Nathalia)
4. Ca ira mon amour (Desmoulins / Rod Janois)
5. Nous ne sommes (Lazare / Matthieu Carnot)
6. Je vous rends mon âme (Marie-Antoinette / Roxane Le Texier)
7. Les mots que l'on ne dit pas (Olympe / Camille Lou)**【声なき言葉】
8. Sur ma peau  (Ronan / Louis Delort)
9. La prise de la bastille
10. Fixe / les droits de l'homme (Desmoulins / Rod Janois)
11. Pour la peine (Toute l'équipe)
12. Ca ira mon amour*** - Rod Janois (アコースティック・バージョン)
13. Je veux le monde*** - Nathalia (アコースティック・バージョン)
14. Pour un nouveau monde*** (Charlotte役の子役)
15. Filles et femmes à la fois***(Olympe, Marie-Antoinette & Solène / Camille Lou, Roxane Le Texier & Nathalia)
16. Allez viens (c'est bientôt la fin) ***(Ronan, Desmoulins, Robbespieere & Danton)

*シーズン2で削除された曲。
**シーズン2で追加された曲。
*** ボーナストラック(シーズン1と同じ)

DVD

Saison1の舞台を収録したもの。Discは2枚入りで、1が舞台映像。2がインタビュー等の特典映像です(ただし、音声はどちらも当然フランス語のみ。2は字幕も出ません(爆)が、舞台セットがどうやってできていくか等、映像を見ているだけで楽しい部分もあります。そして、爆発事故で亡くなってしまったスタッフのマルキュスさんの映像も見ることができます。)。

現在Amazon co.jpでは品切れのようですが…。↓DVDは、フランスと日本は同じリージョンコード(BluRayは違うらしい。。。知らなかった汗)なので、パソコンでは少なくとも問題なく視聴できると思います。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00ED1ZYM6


Amazon.frでは2014年9月6日現在、10ユーロほどに値下がりしてます。送料がかかりますが、確実に買えます。
http://www.amazon.fr/dp/B00ED1ZYM6
購入方法(他にもあるとは思いますが。)→ http://www.fsjouy.com/page/12

字幕は、フランス語(耳が不自由な方用)のみメニューから選択して見ることができます。ただし、実際に話されていることと字幕は完全には一致していません(でも、言っていることの重要な点はもちろん押さえて文字起こしされているとは思います。)。


以上、プチCD&DVD情報でした。

→次回こそ、あらすじ書きます(汗)。

2014年9月4日木曜日

Dove Attia & Albert Cohen interview 〜1789 バスティーユの恋人たち プロデューサー・インタビュー〜

フランス語にはなってしまいますが、1789 Les Amants de la Bastilleのプロデューサーである(Les Dix Commandements(十戒)、Autant en emporte le vent(風と共に去りぬ)、Le Roi Soleil(太陽王 ~ル・ロワ・ソレイユ~)Mozart, l'opéra rock(ロックオペラ モーツァルト)等のプロデューサーデュオでもあります。)Dove Attia(ドーヴ・アチア)さんとAlbert Cohen(アルベール・コーエン)さんのインタビュークリップ。

上記のミュージカル等について、二人が回想しています。プロデューサー自身が作品について語っているという非常に興味深いインタビューです。

*2015年4月26日 追記*
ネイティブ・チェックを受けていないので、中途半端で恐縮ですが、1789のインタビューにつき大意を和訳しました。

*******

Q1:革命をテーマに選んだ理由は?

A1:理由なんかない。本能がそう言ったんだ。革命を題材に選んだとき世界ではどこにも革命なんて起きていなかったんだけれど、面白いことに僕らが時代の流れを読んでいたのか、革命を題材に選んだ6ヶ月後かあるいは1年後、様々な国に「革命」が広がっていったんだ(*註:Fixeの註部分でも書きましたが、恐らく「アラブの春」等のことを言っているのだと思います。)。ひょっとすると僕たちのせいかもしれないね(笑)今でも「革命」の機運はあると思う。

Q2:革命で登場する人物で一番重要だと思うのは?
A1:残酷な部分、たとえばロベスピエールの負の部分を(ミュージカルで)扱わなかったからことから言っても、僕はもっと感受性が豊かだったカミーユ・デムーランを選ぶかな。彼は、ロマンに溢れた革命家だったからね。彼は、革命に対するすばらしい考え、美しい革命へのヴィジョンを持っていたと思う。ほかの仲間たちは完全に血気盛んで次から次へとお互い殺し合うようなことになったけれど。*

*最後はちょっと自信ないですが、とりあえず、デムーランは恐怖政治で中心的な役割を果たしたロベスピエールやその仲間たちとは一線を画した主張をしていたので(故に最後は恐怖政治の犠牲者となるわけですが。)、アチアさんはそのことを「ロマンティック」と表現しているのだと思います。)。

革命で重要な年は1789年だ。なぜなら1789年は革命の(歴史の)中で最もロマンティックな部分だからだ。だから僕らはそこで、人権宣言のところでストーリーを終わりにしたんだ。89年以後の出来事というのは理想や考えに溢れていた89年の出来事と比べると国を変えてしまうといったほどではなかった。だからそれほど僕らの心を動かさないと思ったし、恐らく必要ないと思ったんだ。*

*ここもちょっと最後が聞き取れないのですが(汗)、とりあえず、ここでもやはり2人が革命を描くに当たって重要だったのは、「ロマンティック」、あるいは人々の力により旧態依然の考えが打倒され、根本的に新しい「考え」の時代が始まった、ということだったのだと思います。したがって、自分の意見に反対するやつはとにかく処刑だ、と次々と断頭台に送った恐怖政治時代の部分(ある意味無益に人が次々と殺された部分)は入れたくなかったということのようです(この辺りは以前フラ語ネイティブにざっくり聞いたのでたぶん合ってると思います。)。

次の質問はねたバレですが。。。

Q3:なぜあのような最後にしたのか?
A3:あれはとっても象徴的なものなんだよ。つまり、、、なぜロナンが死ぬという設定にしたのか? それは、我々が手に入れたものというのは進歩、、、人権宣言や自由人類にとってのあらゆる進歩だったからなんだ。すべての進歩は犠牲という代償が伴う。つまり、これは、何かしなければ何も得られないという非常にテーマ的ですごく強力な神話のようなものなんだ。これはキリストが人類の進歩と引換えに自らの命を捧げた神話と同じようなものだと思う。だからロナンの死というのは、(キリストの神話のように)人類の進歩のための犠牲の象徴ということなんだ。この終わり方があまり好きでない人もいることはわかっているけれど、でもそれが人生というものだと思う。誰しもいつか来るべき日に天に召されることになるのだから。

というわけで、大きな進歩のための「犠牲」「代償」ということはやはり2人にとって非常に重要なテーマだったようです。

残りの質問はDVDのことや3D撮影、なぜCDに収録されてるのに使われなかった歌があるのか等あまり重要でない質問だったので省きました。

ちなみに主人公二人の名前はどこからきたのか?という質問もありますが、あんまり深く考えず決めた模様(笑)。

*******

Episode 1 - L'HISTOIRE
http://youtu.be/5E4KTkEf56M

Episode 2 - LA COMEDIE MUSICALE
http://youtu.be/30d1wAJEzVI

Episode 3 - LES ARTISTES
http://youtu.be/cuojHurlaOY

Episode 4 - MOZART ET LE ROI SOLEIL
http://youtu.be/eb7w4vUmmm4

Episode 5 - 1789 LES AMANTS DE LA BASTILLE
http://youtu.be/9cPKuI-aWIM

Episode 6 - LE "REST OF"
http://youtu.be/8VTGlsKW5k8




2014年8月31日日曜日

1789 Les Amants de la Bastille ~1789 バスティーユの恋人たち 登場人物紹介~

さて、ストーリーに入る前にやはり登場人物の紹介をしていこうと思います。
フレンチミュージカルの場合、基本的には、歌手、ダンサーという構成ですが、このミュージカルには俳優(comedien / comedienne)=歌を歌わない人も登場します。

まずは歌手から。役と役者名を載せています。説明書きは、ミュージカルのパンフやWikiを参考にしています。登場人物は架空の人物と実在の人物が半々くらいです。

Ronan Mazurier (ロナン・マズリエ)(Louis Delort)

農民、後に若き革命家となる。父を兵士に殺され、その復讐を心に誓い、パリに上京する。そこで、デムーラン、ダントン、ロベスピエールらの革命家たちと出会い、自身も「新しい考え」に目覚めていき、革命へと身を投じる。その中で、マリー・アントワネットの子どもの家庭教師をしていたオランプと恋に落ちる。

Olympe du Puget(オランプ)(Camille Lou)
du Pugetと付いているのは、プジェ家のオランプということだと思います。

マリー・アントワネットの子どもの家庭教師(でも、マリー・アントワネットの侍女のような役も担っているように舞台では見えました。)。父は、バスティーユ監獄の看守(パンフには、lieutenantと載っているので、軍人の可能性もありますが、舞台を見た感じでは、看守か所長のように見えました。)。主君であるマリー・アントワネットに献身的に尽くす。パレ・ロワイヤルで偶然出会ったロナンと恋に落ちるが、自らと正反対の世界に生きるロナンとの愛に苦悩する。



Camille Desmoulins(カミーユ・デムーラン。Wikiはこちら)(Rod Janois)

実在のフランス革命で重要な役割を果たしたダントン派のジャーナリスト。1789年7月にPalais Royal の一角にあるCafe du Foyのテーブルの上に乗り、民衆に向かって「武器を取れ!(Aux armes!)」と民衆に決起を促したことでも有名(→ミュージカル中にこの場面を再現したシーンが出てきます。)。ミュージカルでは、ロナンをほかの革命家に紹介する、という役回りになっています。また、ジャーナリストという役回りからか、ミュージカル全体を通して、何となく語り部っぽい役割を与えられているような役のような気もします。ミュージカルには出てきませんが、彼は、ロベスピエールの恐怖政治に対抗すべくダントンと共にキャンペーンを展開するも最終的には処刑される、という悲しい運命を辿った人です。

Aux armes!と民衆に決起を促すデムーラン。
Marie-Antoinette(マリー・アントワネット)(Roxane Le Texier)

説明するまでもないですが、ルイ16世の王妃。ミュージカルでは、彼女とフェルゼンとの逢引きをオランプが手助けしたことが発端で、ロナンとオランプが出会ったというストーリーになっています。民衆の怒りなど無頓着で豪奢な生活を送るシーンが冒頭に出てきますが、その一方で息子であるルイ=ジョゼフ・ド・フランスの死を嘆く母としての姿も描かれます。そして、彼女の凋落、神に自身の人生への後悔や懺悔の念を吐露する最期も描かれます。なので、そういう意味では、単に贅沢三昧の王妃といっただけでなく、ちょっと救いようがある感じに描いている、と言えるかもしれません。

フェルゼンと密会中。アントワネットはもっと素敵な衣装を着ているのですが、ちょっとその写真が手元にありませんでした。。。
Maximilien Robespierre(マクシミリアン・ロベスピエール)(Sebastien Agius)

こちらは、世界史等でもお馴染みの有名なフランス革命の指導者の一人(Wikiはこちら)。ミュージカルはバスティーユ監獄の襲撃でフィナーレを迎えるので、彼のその後の恐怖政治は描かれません。というわけで、ミュージカル中では結構いい人、というかハートが熱い革命家という感じで描かれています。そんなわけで、その後の歴史を知っていると、若干違和感があるというか、ちょっと変な感じに思えます。

情熱的なロベスピエール。衣装も真っ赤。
Solène(ソレンヌ)(Nathalia→Caroline Rose)

ロナンの妹(姉の可能性もあり。)。父の死後、兄に捨てられ、パリのパレロワイヤル付近で娼婦として生計を立てている。他の女性を率いてヴェルサイユへと向かう。彼女の衣装は実はドレスの片側の袖が男性の服(将校の制服のように見える)のようになっていたり、自立した意志の強い女性として描かれています。



Lazare, comte de Peyrol (ラザール(ペロール伯爵))(Matthieu Carnot)

将校。ミュージカルの中では旧体制側の代表として、王や王家に忠実な人間として描かれています。というわけで、若干サディスティックな感じ?笑。ロナンにとっては、父を殺した敵に当たる人物。劇中も囚われの身となったロナンがラザールと激しく言い争う歌が登場します。要するに、劇中の中での悪役No1(笑)の役どころですね。

完全にいっちゃってます笑。
Georges-Jacques Danton(ジョルジュ=ジャック・ダントン)(David Ban)

こちらも世界史でお馴染みの革命指導者の一人(Wikiはこちら)。ですが、ミュージカルでは、部類の女好き、で実におおらかな人物として描かれています笑。こう言ってしまうと実にちゃらい感じですが、その一方で革命家の間で意見の対立が起きたときに、「喧嘩はやめろよ!」と言う器の大きさも併せ持った人物として描かれています。

この写真は最後の場面なので、真面目モードのダントン笑。

Auguste Ramard(オーギュスト・ラマー)(Yamin Dib→ Willy Rovelli)

ルイ16世の弟であるアルトワ伯爵の血も涙もない手下。フェルゼンと王妃との逢引きの場に出くわし(オランプの計らいで2人の逢引きであることはばれずに済んだ)、それをネタに、あわよくば、とオランプを自分のものにしようと彼女に執拗に言い寄る。彼女と恋仲にあるロナンに激しい嫉妬を抱き、彼を亡き者にしようとする…。彼は、劇中1曲だけ歌を歌いますが、基本的にはセリフというか、劇中のコミカルな場面を盛り上げる役です。オランプへの偏愛も、基本的にはコミカルに描かれていて笑えます。女装したり、とにかく面白い人です。

嫌がるオランプを無理やり誘おうとする笑。
Charlotte(シャーロット)(子役の子達)

「l'enfant du Palais Royal(パレ・ロワイヤルの子ども)」。王家側、革命家側どちらの情報にも精通している少女。ロナンとオランプに情報を提供し、彼らの秘密の恋を応援する。ちょっと小生意気な感じがかわいい役どころです。

真ん中がシャーロット
ここから歌は歌わない俳優(comedien / comedienne)たち。脇キャラも含みます。俳優陣たちは、いくつかの小さな役も兼任で演じていました。
   
Louis XVI(ルイ16世)(Philippe Escande) 
ミュージカルでは、ルイ16世は、完全に子どもっぽい何もわかってないおバカな王様として描かれています。。。というわけで完全にお笑い要員(爆)です。 

Comte d'Artois(アルトワ伯爵)(Cyril Romoli)
ルイ16世の弟。優柔不断&政治に無関心な兄であるルイ16世に何かと進言する。ミュージカル内では、陰で兄を操ろうとする結構腹黒い役回りです笑。手下であるラマーとの軽妙なやりとりも見どころの一つです。

Gabrielle de Polignac(ポリニャック伯爵夫人)(Tatiana Matre)
マリー・アントワネットの取り巻き。

Père d'Olympe(オランプの父)(Philippe Escande)
自分がついた嘘が元で、牢獄に閉じ込められたロナンを救い出すため、オランプは牢獄の鍵を持つ父をたぶらかし(笑)、ロナンを救い出そうとします。

Tournemain / Loisel (トゥルヌマン、ロワゼル)(Michael Feigenbaum→Valentin Vossenat/ Olivier Mathieu
ラマールのおバカな手下たち(笑)。コミカルな演技で笑わせてくれるのですが、彼らはセリフというより超絶なボディーパーカッション等を披露して、笑いをとっていました。

Jacques Necker(ジャック・ネッケル→Wiki こちら)(Guillaume Delvingt)
財務長官。ルイ16世に罷免される。この事件が、デムーランの演説にもつながっていく。
 
Père de Ronan et Solène(ロナンとソレンヌの父)(Guillaume Delvingt)
冒頭、ロナンの目の前でラザールに殺されます。

Axel de Fersen(アクセル・ドゥ・フェルゼン)
アントワネットの恋人。2人の逢引きが出会うはずのなかったロナンとオランプを引き合わせ、禁断の恋へと向かわせます(→こう書くと本当にベタ。。。)

dauphin du roi (ルイ=ジョゼフ・ド・フランス)(シャーロットを演じた女の子が男装(笑))
ルイ16世とマリー・アントワネットの間に生まれた長男。7歳半で夭折する。ロナンとオランプは彼の葬式で再会する(→なんかフレンチ的展開(笑)。)。
 
Honoré-Gabriel Riqueti de Mirabeau(ミラボー) (Guillaume Delvingt)

というわけで、王家、革命家、双方の人物が出てきて、絶妙に絡み合う物語になっています。
そして、あとは、華麗なるダンスを踊るダンサーたちが、登場します。 

あらすじ①はこちらです。

2014年8月30日土曜日

1789 Les Amants de la Bastille 〜1789 バスティーユの恋人たち〜 祝 宝塚上演!

おー、ついに1789を日本語で紹介する日がやってきた!

宝塚の月組で2015年4月24日から上演決定〜!(東京は2015年6月19日から。)
http://kageki.hankyu.co.jp/news/detail/9caf7db52df7c0f1e16008f6694ca457.html

タイトルはとっても無難に、そのままバスティーユの恋人たちとなっていた笑。
何はともあれ楽しみです。

私フランスにこのミュージカルを見に行くとき、タイトルがフランス語で読めず「イチナナハチキュウ」と日本語読みしていたのですが(いや、今でもそうなんだけど苦笑)フランス語ではミルセットゥソン・キャトルヴァンヌフ、とやったら長い感じになります。(直訳だと1700、89という意味。)。そして副題は、レザマン・ドゥ・ラ・バスティーユ。2つ合わせると実は、超言いにくい。。。

という愚痴はおいておいて、フランス人にとってはおなじみの革命の年がタイトルになっているわけです。そして、副題がダイレクトに示している通り、革命を通じて出会ってしまった男女の身分違いの悲恋物語です(といっても出会い自体は結構コミカルな感じなのですが。。。)。と書くと、超ベタなラブストーリーに聞こえるかと思いますが、、、実際、、、期待をいろいろな意味で裏切りません(爆)。まさに王道のラブストーリーです。

登場人物についてはこちらにまとめました。

実際見に行ったときのカーテンコールのときの写真。
撮影は、可かどうかは確認は取っていませんが、とりあえず
この会場については放任でした苦笑。。。

もちろん、二人のラブストーリーが物語の主軸なわけですが、最初は、ごく普通のpaysan(農民)に過ぎなかった若者が、父を体制側の将校に殺され、運命が暗転し、パリに出て、デムーラン、ダントン、ロベスピエールといった革命家たちと出会い、その中で自身も革命に身を投じ、成長していく姿も見所の一つです。

また、革命の中の女性たちも見所の一つです。とりわけ、主人公の少年の妹(もしくは姉)は父を失った後、娼婦をして生計を立てているという設定ですが(下記、Je veux le mondeを参照。こういうところが非常にフランスっぽいですよね。)、彼女たちは実に「強い」です。娼婦も、職業としては、忌み嫌われるというか、もちろん大きな声で言えるような仕事ではなかったと思うのですが、その自立した生き方、強い意志、生きてやるんだ、という気概が全面的に出ていて、興味深かったです。

そして、革命に目覚める者があれば、断頭台の露と消える者もいる、というのが革命モノの 黄金ルール笑。このミュージカルにも、民衆の不平不満など気にも掛けない豪華絢爛+浮世離れした宮廷の場面→マリーアントワネットのさよならシーンという一連の体制側の没落の様子も描かれます。特にマリーアントワネットがすべてを失い、旅立つシーンは、平家物語ではないですが、「盛者必衰の理をあらわす…」みたいな世界観が出ていて、これはこれで、ちょっと切ないものがありました。

実は、自分は、どちらかというと、この舞台は、ストーリーに惹かれたというよりは、演出や歌やダンスだったりに感嘆した記憶が多いのですが(苦笑)、フランス発の革命ミュージカル=本家が作った本家のストーリーということなわけで、フランス視点でフランス革命を考えるという意味では、結構おもしろい舞台かなあと思います。

また、主要な登場人物として登場するカミーユ・デムーランは、ダントン、ロベスピエールらと比べて日本ではあまり知られてない人物だと思うので、そういう人が出てくるのもフランス発っぽいかなと思ったりします。

フランスっぽい、という視点でいうと、ちょっとセクシー&デカダンスな詞が多いところも挙げられるでしょうか。フランスに見に行ったとき、見物客は、大半が若い子、家族連れだったのですが、詞や演出がちょっと大人向けだったので、個人的にびっくりしました。というか、やっぱりこういうのがフランスのカルチャーなのかなと思いました笑。あと、ダントン(あの世界史の教科書に出てくる人ですね。)が、すごい女好きという設定になっているところも、驚きでした。

というわけで、個人的に、こういう詞がどんな風に和訳されるのか結構気になったりします。。。

さて、せっかく日本上演が決まったので、長らく放置していた(足掛け2年放置してるね笑。)ので、あらすじやら人物紹介ができたらと思っています。(目指せ、上演までに終了(苦笑))。下記、歌詞についてちょっと書いていますが、私の誤った理解等もあるかもしれないので、あくまでご参考程度に考えていただけると幸いです。。。

まず、ミュージカルなので、メインとなるシングルカットされた曲たちから紹介を始めることにします。シングルカットをされているので、もちろんプロモ映像もあるのですが、舞台版の方が個人的に好みなので、そっちを載せておきます。

Ca ira mon amour 
(サイラ・モナムール)



ミュージカルが始まる前から流れていた1st singleの曲。
映像だけではあまりわからないと思いますが、この曲、詞が非常にアダルティーで、ドキリとしてしまうまさにおフランス度満載な曲です(笑)。ちなみに、黄色い服を着ているこの人が、カミーユ・デムーラン(by Rod Janois(ロッド・ジャノワ))。曲中、彼が羽ペンを走らせるシーンがあるのは、彼が、ジャーナリストだったから、だと思います。

Je veux le monde
(ジュ・ヴ・ル・モンド)


「私は世界が欲しいの」、という誠にあっぱれなタイトルの曲です。曲調や女性たちの雰囲気でもわかるかと思いますが、もう我慢ならないわ!!!とプッツン+さあ襲撃するわよ、みたいに息巻いている&ちょっとフェミニストな感じの歌です。

歌っているのは、主人公のロナンの妹(姉ではないはず。。。)のソレーヌ。彼女は、冒頭で父を失い、その後、パリに出てきてパレロワイヤル周辺で娼婦をして生計を立てているという設定です。実はこの曲の他に、La nuit m'appelle (ラ・ニュイ・マペル(夜が私を呼ぶの))というよりストレートに彼女の娼婦としての生活が語られている歌があるのですが、この歌も、娼婦という生き方をマイナスに捉えていない点が、フランスっぽいなあと思いました。

Pour la peine
(プーラ・ペン)


見てわかる通り、カーテンコール曲です。タイトルは、辞書で引くと骨折り、とか出てきちゃうのですが(笑)、革命で犠牲を払った人たちへの努力へのオマージュ曲です。詞もなかなか静かな祈りと希望を感じる素敵な曲です。

Sur ma peau 
(スール・マ・ポー)



タイトルは英語にするとOn my skin。この肌に、決意(約束)を刻みつけるんだ(→もちろんタトゥーとかそういう意味ではなく、比喩的にだとは思いますが。)、というサビが登場します。この曲は舞台1幕の最初の方と舞台2幕のかなり最後の方にrepriseとして登場する曲なのですが、若き革命家が父を殺された時&バスティーユ襲撃を前に、その決意(父の死に対する復讐あるいは、新しい時代を切り開いていくのだという意志)をビシっと語る曲です。

さて、ここからは私的、おススメ曲。

Je mise tout
(ジュ・ミス・トゥ)

はい。マリーアントワネット登場曲です^^このシーンは、やっぱり、この豪華かつアーティスティックな衣装や演出が見所ですが、この歌、ご想像の通り(笑)、もう退屈すぎちゃって、デカダンス〜みたいな、ザ・ステレオタイプなマリーアントワネットの曲です笑。でも、これくらいいっちゃってる感が個人的にはシーンとしては見ていて楽しかったです。タイトルのJe mise toutのmise(miser)は、賭けるという意味なので、おそらく、毎日がつまらないから何でも賭けちゃうの、という貴族のアンニュイ感が出ていることば、な気がします。

Nous ne sommes 
(ヌ・ヌ・ソンム)


こちらも、後ろで箱の上に載っているsoldatsの独創的な衣装&ヘアメイクかつ、どうやってるのかよくわからない斜め45度の静止ポーズ(笑。腹筋が最強なんでしょうか。)が印象的ですが、歌は、「絶対服従!」みたいなガチガチのソルジャー魂を歌っている歌、のはずです。歌っているマチュー・カルノーのいっちゃってる顔が個人的にツボです笑。
最後に派手な発砲シーンがあって、圧巻なのですが、これ、日本でもやるんだろうか??

A quoi tu danses 
(ア・クワ・チュ・ダンス)


さて、このシーン、恐らくミュージカルの中で最もポップ(ロック?)なシーンかつ詞がちょっと浮いているシーン(爆)だと思うのですが笑、ロベスピエールが超ロックに歌って踊るのが非常に新鮮です笑。時代物にこんな現代的な曲が合わせられるんだ、、、という驚きが自分の中ではありました。

詞は、私の理解が間違っていなければ(実はちょっと自信ない。。。)、革命前夜の時期なので、何もかもに閉塞感が溢れている中、踊っていると頭や体がシェイクされて、トランス状態になり、もはや何を踊っているのかすらわからなくなるということのはず、、、。ちょっとヤケクソ感が漂う歌なのかなと思っています笑→踊ってないとえってらんねーよ、みたいな笑。私の勝手なイメージでは若干幕末の「えーじゃないか」の踊りのテンションに近いものがあるのでは、と思います。あ、でも、革命家たちは、革命をあきらめてるわけではないですが。

このシーンの後半で全員でタップダンスのようなものを踊るのですが(なぜか、このシーンは「ハカ(マオリの伝統的な舞)」と呼ばれていました。まあ、確かにハカの要素はあるような気はしますが、ちょっと笑ってしまった。)、近くで見たときは結構圧巻でした。そして、ミュージカルをやっていた頃はファンによるこの踊りのコンテスト等も行われていました笑。

※以下、最後のフィナーレ部分ネタバレです。見たくない方は飛ばして下さい。※

Fixe
(フィクス)


別の記事でも、この歌のことについては書いたことがあるのですが、個人的には一番好きなシーンです。そして、一番、フランス革命っぽいシーンだと思います。バスティーユ襲撃→主人公の少年の悲劇的な死→駆け寄る少女→Fixeで観客に畳み掛ける、という展開が何度見ても感動的です(いや、やるせなさが半端ない、といった方が正確かもしれません。)。Fixeの歌詞も、こんな未来溢れる才能ある若者がなぜ死ななければならなかったのか、問いかける、といったような古い体制(アンシャンレジーム)への批判が含まれた歌詞になっているような気がします。と、同時に、人間の命、尊厳、といったことも想起させるような歌詞になっているように思います。

途中で、歌手やダンサーたちみんなが、人権宣言を読みながら会場の方々から出てきて舞台に上がって、最後みんなで大合唱で終わるのですが、この演出も個人的にすごく好きでした。私がパリで見たときはロベスピエールが私の真横を通ったw。というわけで、この演出がもし日本でも引き継がれたら、スター様が真横を通る、なんてこともあるのかもしれません。。。

他にも好きな曲や場面はいっぱいありますが、とりあえず、今回はこれだけ。
あらすじ①はこちらです。

2014年6月26日木曜日

Gala Concert de la Comédie Musicale Française en octobre! @ thatre Orb〜10月にフレンチミュー・ガラコン@シアターオーブ〜

今日、仕事から帰ろうと思い、メールチェックをしてびっくり。ミュー友達の方から、10月にフレンチガラコンがあって、われらがケベコワ、マット(Matt Laurent)、リシャール(Richard Charest)、ロベールさん(Robert Marien)ほか(ほかが誰と交渉中なのかは謎ですが。。。)がやってくるという話をキャッチ!なぬ!!!

なぜか、偶然にも「やっぱり今年、モントリオールとケベックシティー行ってみようかなあ〜」と思い、情報収集を始めていたところだった。とりあえず、こっちは保留 (笑)。

今年は、フレンチミュー氷河期だろうな〜(@日本)と思っていた自分にとっては青天の霹靂。でも、それゆえ、このサプライズは、すっごくすっごくうれしかった。

しかも10/17(金)、18(土)、19(日)の3 days。めっちゃフレンチミューソングを堪能できるではないか!(→すでに3回行こうとしている自分(苦笑))。

オーブHP→http://theatre-orb.com/lineup/14_fmc/


予定演目を見るとNDP、ロミジュリはもちろん、Mozart l'Opera RockやRoi Soleilなどからのラインナップもあるようで、ちょっと楽しみ。

ロミジュリとかやるんだったら、ダミアン(・サルグ)とか呼んでくれないかなー(最近、人気者だから難しいか。)。ローラン(・バン)ももし出れたらきっと日本のファンにもアピールになると思うし、オペラ座とか吹き替えもしてたからぴったりだと思うが、どうだろう??

ジョン(・アイゼン)もRJ公演でかなり人気があったからひょっとしたらありなのかなあとかちょっと考えてみたり。→妄想広がる笑。Mozartのロックな楽曲とか絶対似合うと思うなあ。シリルもファンミをやったりしていたし、可能性はあるかなあ。

女子が一人もいないので、きっと今、女性シンガーに出演交渉してるのかなあとか予想する。でも、RJのジョイ(・エステル)とかはドラマで忙しそうだし、韓国ガラコン(×2)に出てたナディアとかありなのかなあとかちょっと予想。日本の公演には来たことないけど、フランス語でエスメラルダの楽曲歌えるし。あ、でもよく考えたら、RJのジュリエットの2ndをやっていたカンディス(・パリス)は、以前、韓国公演(英語版だけど)でエスメラルダの1stだったので、こっちのほうが可能性が高いかな。そういえば、カンディスのエスメラルダ見たいなーと思っていたので、これが実現したらちょっとうれしい。

theatricalな演出もあるということなので、去年のウィーン・ミューコンのように、ひょっとすると衣装着用もあるのかなとか思ったり。リシャールがあのブルーコートを着てフランス語でカテドラルを歌ったら私はきっと号泣する 笑。

あと、このガラコンでひょっとしたらリシャール、Rimbaudの楽曲歌ってくれるんじゃ?!という気がしてきた。2013年の韓国ガラコンのときと設定がよく似ているし、あのときよりも公演が全然具体的な感じになっているし、可能性としてけっこうありな気がする。

ヴィタリーetc.がまた聞けたら私はこの上なくうれしいよー。

この公演で、リシャールがもしランボーの楽曲を歌って、日本の観客の皆さんにそのすばらしさが伝わったら、きっと、日本公演への道がまた近づいてくるんじゃ??とリシャール・ファンとしては妄想が広がる。。。あー、でもぜひそういう機会になって欲しいなあ。

あの愉快な二人にまた会える!
そして、超classeなロベールさんも!
これで少なくとも秋まで楽しく過ごせそうだ。→単純な人。
そして、リシャールにランボーの進捗を聞かないと…。→完全にガラコン裏テーマ笑。
そういえば、リシャール誕生日10/14なので、何かお祝いができるといいなあ。


2014年6月8日日曜日

New Musical: Mistinguett, reine des années folles ~新作フレンチ・ミュージカル ミスタンゲット~

今年の9/18~来年の1/4までCasino de Parisで公演予定(そのあとフランスのツアー)のフレンチミュージカルMistinguettの話。

2014年は、大型のフレンチミュージカルがあまりなさそう、とかぼやいていた気がしますが、そういえば、実はこのミュージカルが今年上演でした(汗)。。。

Mistinguettは、Wiki情報によると、「ミスタンゲット(Mistinguett, 1873年4月5日 - 1956年1月6日)はフランスのシャンソン歌手、女優。本名はジャンヌ・ブルジョワ (Jeanne Bourgeois)。“ミス”という愛称で親しまれ、華麗な舞台と脚線美で「レヴューの女王」、「ミュージックホールの女王」と称賛された。」とのことなので、彼女の波乱万丈な一代記のようなミュージカルなのでしょうか。

プロデューサーは1789 Les Amants de la BastilleやRoi Soleil、Mozart l'Opera Rockでもプロデューサーを務めていたAlbert Cohenさん、ということで、華麗なフレンチミュージカルに期待。いつもは、Dove Attiaさんとタッグを組んでのプロデュースですが、今回はアルベールさんのソロプロジェクトの模様。

チケットも↓で発売中です(フランス語ですが)。20ユーロ~104ユーロまで席によって結構値段の幅があります。一番高い席は、パレデスポーで1789を見たときよりややお高め。やっぱり歴史ある建造物だからなのかもしれません。
http://www.ticketnet.fr/fr/manifestation/mistinguett-reine-des-annees-folles-billet/idmanif/307447

Albertさんのinterviewも載っていました(French)。なかなか興味深いです。
http://www.regardencoulisse.com/albert-cohen-fou-des-annees-folles/


このインタビューによると、パリが芸術、文化の都、中心地であった黄金の20年代(les années folles)を当時、その時代の象徴ともいえるミスタンゲットを通して描くことはアルベールさんにとって長年の夢だったそうです(実に10年越しのプロジェクトであったらしい。)。

ミュージカルの会場であるカジノ・ドゥ・パリはまさにミスタンゲットがレビューを行っていた会場そのものだそうで、今までアチア・コーエン組のホームベースとなっていたパレ・デ・スポーを離れたのは、まさに、この「20's glamour」をきちんと表現したかったからだそうです。とにかく20年代の自由奔放な雰囲気をそのまま表現したいとのことで、衣装の量も半端ないそうです笑。

アルベールさんによれば、20年代は最高にクリエイティブで、人々が考えられないようなことに次々と挑戦する「攻め」の時代(こうはアルベールさんは言ってないけど苦笑。)だった、ということで、そこに惹かれてミュージカルを作ることにしたそうです。また、当時はパリは世界に対して大変開かれていた時代で、アメリカのジャズなども入ってきた時代で、今回のミュージカルもエレクトロ・ポップ・ジャズのフュージョンといった感じになるそうです。

このインタビューを読んで、そうか、と思ったのですが、20年代というのは、実は第一次世界大戦のすぐあとの時代で、暗く凄惨な戦争を経たあとの反動のような時代だったわけで、だからこそ、"faire la fête(さあ、パーティー(お祭り)だ!)"といった、狂乱的というか、前衛的というか、そういった要素が全面に出ていた時代になったんだそうです。なんかそう考えるとちょっと興味深い。

劇中曲のメドレーのクリップ




Mon homme - Carmen Maria Vega 


ちなみにMistinguett自身が歌う"Mon homme"はこちら



先日パリでShowcaseがあったようです。そのときの映像。衣装が20's glamour満載できらびやかで粋。

Mon homme - Carmen Maria Vega
http://youtu.be/Lsq3QkFM088

Oser les larmes - Carmen Maria Vega
http://youtu.be/J4U1ASt3b7A

Dôle mambo - Fabian Richard
http://youtu.be/HG78oPd5tNc

Je cherche un millionnaire - Mathilde Ollivier & Cyril Romoli (piano)
http://youtu.be/uhlsLJHj5P8

Valse la chance - Patrice Maktav
http://youtu.be/wJ0S_q4TRDc

Grégory Benchenafi
http://youtu.be/34aS3j-CXpY

1789とはうってかわって 大人向けのフレンチ・シャンソンの王道っぽい曲が多い感じ。現代風にアレンジはされているけれど、客層は明らかに30+くらいを意識しているような気がします。でも最近のCohen & Attia組のミュージカルは若者向けが多かったので、個人的にはこれ、結構興味あるのですが、パリちょっと遠いんだよなあ。

公演のHPはこちら
http://www.mistinguett-lespectacle.fr/

Facebook
https://www.facebook.com/MistinguettOfficiel

CDも発売されています。
iTunes FRですが、曲を視聴することができます。
https://itunes.apple.com/fr/album/mistinguett-reine-des-annees/id877773116

Amazon frですが、コンセプト版のCDも購入できます。
http://www.amazon.fr/Mistinguett-Reine-Ann%C3%A9es-Folles-Carmen/dp/B00JXO8MHC

メインの出演者は下記のようです。Cyril Romoliさんは、1789でコメディアン(俳優)として登場していましたが、今回は歌手として登場するのかな。。。

Cyrilさんのインタビューもありました。
http://www.regardencoulisse.com/retour-aux-sources-pour-cyril-romoli/ 

Scipion Sauveur役のFabian Richardさんのインタビュー。 彼は、どうやら十戒の日本ツアーのメンバーだったようです(JosuéとAaron役。)。
http://www.regardencoulisse.com/fabian-richard-mafieux-heureux/

Carmen Maria Vega (Mistinguett)
Mathilde Ollivier (Marie)
Cyril Romoli (Jacques Charles)
Fabian Richard (Scipion Sauveur, "Pape de la Trinité")
Gregory Benchenafi (Harry Pilcer)
Patrice Maktav (Léon Volterra)

ちょっと楽しみ。

追記:08/31/14。いくつかミュージカルについての映像がUPされていたので以下に載せます。

衣装についてのミニドキュメント
20'sグラマーの衣装をどうやって作っていったか衣装担当のフレデリック・オリヴィエさんが語っています。
http://youtu.be/5KED9uJDZb0?list=PLslYUwNroa4xrG3UM1-X84KKmisxw-2xW

音楽についてのミニドキュメント
http://youtu.be/atEX0iwyUoQ?list=PLslYUwNroa4xrG3UM1-X84KKmisxw-2xW

台本についてのミニドキュメント
http://youtu.be/-sAxm_1f8-Y?list=PLslYUwNroa4xrG3UM1-X84KKmisxw-2xW

ダンスについてのミニドキュメント
http://youtu.be/PmTNErqLlPw?list=PLslYUwNroa4xrG3UM1-X84KKmisxw-2xW


舞台監督(のはず)のフランソワ・ショケさんによるインタビュー。


New Musical: Mistinguett, reine des années folles ~新作フレンチ・ミュージカル ミスタンゲット~

今年の9/18~来年の1/4までCasino de Parisで公演予定(そのあとフランスのツアー)のフレンチミュージカルMistinguettの話。

2014年は、大型のフレンチミュージカルがあまりなさそう、とかぼやいていた気がしますが、そういえば、実はこのミュージカルが今年上演でした(汗)。。。

Mistinguettは、Wiki情報によると、「ミスタンゲット(Mistinguett, 1873年4月5日 - 1956年1月6日)はフランスのシャンソン歌手、女優。本名はジャンヌ・ブルジョワ (Jeanne Bourgeois)。“ミス”という愛称で親しまれ、華麗な舞台と脚線美で「レヴューの女王」、「ミュージックホールの女王」と称賛された。」とのことなので、彼女の波乱万丈な一代記のようなミュージカルなのでしょうか。

プロデューサーは1789 Les Amants de la BastilleやRoi Soleil、Mozart l'Opera Rockでもプロデューサーを務めていたAlbert Cohenさん、ということで、華麗なフレンチミュージカルに期待。いつもは、Dove Attiaさんとタッグを組んでのプロデュースですが、今回はアルベールさんのソロプロジェクトの模様。

チケットも↓で発売中です(フランス語ですが)。20ユーロ~104ユーロまで席によって結構値段の幅があります。一番高い席は、パレデスポーで1789を見たときよりややお高め。やっぱり歴史ある建造物だからなのかもしれません。
http://www.ticketnet.fr/fr/manifestation/mistinguett-reine-des-annees-folles-billet/idmanif/307447

Albertさんのinterviewも載っていました(French)。なかなか興味深いです。
http://www.regardencoulisse.com/albert-cohen-fou-des-annees-folles/


このインタビューによると、パリが芸術、文化の都、中心地であった黄金の20年代(les années folles)を当時、その時代の象徴ともいえるミスタンゲットを通して描くことはアルベールさんにとって長年の夢だったそうです(実に10年越しのプロジェクトであったらしい。)。

ミュージカルの会場であるカジノ・ドゥ・パリはまさにミスタンゲットがレビューを行っていた会場そのものだそうで、今までアチア・コーエン組のホームベースとなっていたパレ・デ・スポーを離れたのは、まさに、この「20's glamour」をきちんと表現したかったからだそうです。とにかく20年代の自由奔放な雰囲気をそのまま表現したいとのことで、衣装の量も半端ないそうです笑。

アルベールさんによれば、20年代は最高にクリエイティブで、人々が考えられないようなことに次々と挑戦する「攻め」の時代(こうはアルベールさんは言ってないけど苦笑。)だった、ということで、そこに惹かれてミュージカルを作ることにしたそうです。また、当時はパリは世界に対して大変開かれていた時代で、アメリカのジャズなども入ってきた時代で、今回のミュージカルもエレクトロ・ポップ・ジャズのフュージョンといった感じになるそうです。

このインタビューを読んで、そうか、と思ったのですが、20年代というのは、実は第一次世界大戦のすぐあとの時代で、暗く凄惨な戦争を経たあとの反動のような時代だったわけで、だからこそ、"faire la fête(さあ、パーティー(お祭り)だ!)"といった、狂乱的というか、前衛的というか、そういった要素が全面に出ていた時代になったんだそうです。なんかそう考えるとちょっと興味深い。

Mon homme - Carmen Maria Vega 


ちなみにMistinguett自身が歌う"Mon homme"はこちら



先日パリでShowcaseがあったようです。そのときの映像。衣装が20's glamour満載できらびやかで粋。

Mon homme - Carmen Maria Vega
http://youtu.be/Lsq3QkFM088

Oser les larmes - Carmen Maria Vega
http://youtu.be/J4U1ASt3b7A

Dôle mambo - Fabian Richard
http://youtu.be/HG78oPd5tNc

Je cherche un millionnaire - Mathilde Ollivier & Cyril Romoli (piano)
http://youtu.be/uhlsLJHj5P8

Valse la chance - Patrice Maktav
http://youtu.be/wJ0S_q4TRDc

Grégory Benchenafi
http://youtu.be/34aS3j-CXpY

1789とはうってかわって 大人向けのフレンチ・シャンソンの王道っぽい曲が多い感じ。現代風にアレンジはされているけれど、客層は明らかに30+くらいを意識しているような気がします。でも最近のCohen & Attia組のミュージカルは若者向けが多かったので、個人的にはこれ、結構興味あるのですが、パリちょっと遠いんだよなあ。

公演のHPはこちら
http://www.mistinguett-lespectacle.fr/

Facebook
https://www.facebook.com/MistinguettOfficiel

CDも発売されています。
iTunes FRですが、曲を視聴することができます。
https://itunes.apple.com/fr/album/mistinguett-reine-des-annees/id877773116

Amazon frですが、コンセプト版のCDも購入できます。
http://www.amazon.fr/Mistinguett-Reine-Ann%C3%A9es-Folles-Carmen/dp/B00JXO8MHC

メインの出演者は下記のようです。Cyril Romoliさんは、1789でコメディアン(俳優)として登場していましたが、今回は歌手として登場するのかな。。。

Cyrilさんのインタビューもありました。
http://www.regardencoulisse.com/retour-aux-sources-pour-cyril-romoli/

Carmen Maria Vega (Mistinguett)
Mathilde Ollivier (Marie)
Cyril Romoli (Jacques Charles)
Fabian Richard (Scipion Sauveur, "Pape de la Trinité")
Gregory Benchenafi (Harry Pilcer)
Patrice Maktav (Léon Volterra)

ちょっと楽しみ。