前回のシャルルヴィル探訪からのつづき。
ランボーの足跡を求めて、シャルルヴィルに向かった次の日。
ついに、リシャール(・シャーレ)とRimbaud Spectacle Musicalを一緒に製作した、作詞家のアルノー(・ケラン(Arnaud Kerane))さんにお会いすることができました。
■ アルノーさんとrencontre
ランボーの足跡を求めて、シャルルヴィルに向かった次の日。
ついに、リシャール(・シャーレ)とRimbaud Spectacle Musicalを一緒に製作した、作詞家のアルノー(・ケラン(Arnaud Kerane))さんにお会いすることができました。
リシャールに10月のフレンチ・ミュージカル・ガラコンのときに書いてもらった "Vitalie"の歌詞と一緒に写真を撮らせてもらいました笑。 素敵な笑顔^^ |
アルノーさんにお会いする予定だった日は結局、アルノーさんに会うまでアパルトマンで準備をずっとしていたため、観光は夜景を撮ったぐらい笑になってしまいました。もったいないといえばもったいない使い方でしたが、(しかも、準備して頭にいれていたことは、結局あまり役に立たなかった。。。)まあ仕方ないかなあと今になっては思います。
お話を伺ったカフェ。クリスマスの飾りがついていてきれいだった。 |
マレ地区のカフェで待ち合わせをしたのですが、いやはや緊張しました。待ち合わせ時間ほぼぴったりに着いて、周りをきょろきょろしていると、youtubeで何度も見た(笑)アルノーさんが目の前に。アルノーさんも、FB上で私の写真を見てくれていたからか、私にすぐ気づいてくれました。リシャールのときと同様、Ca va?とまず聞かれました。会えてうれしいよ、と言ってもらいちょっとほっとしました。youtubeよりも、ハスキーな感じの声で、かっこよかったです。。。
話始めの定番としてまずプレゼントを渡しました。いろいろ何にしようか迷ったのですが、結局、クリスマス仕様の雪だるまの落雁と、ランボーの文庫本(1年前リシャールにソウルガラコンのときにプレゼントしたものと同じもの)という至ってシンプルなプレゼントにしました。
文庫本はリシャール同様すごく喜んでくれて、現代のランボーだと自分が勝手に思っている(爆)、ケベコワ映画監督のグザヴィエ・ドランの今年のカンヌでの審査委員賞受賞時のスピーチの引用("Tout est possible à qui rêve, ose, travaille et n'abandonne jamais")を書いておいたら(アルノーさんが、以前、このスピーチをFB上で絶賛していたこともありますが、自分もこのスピーチにすごく感動したので、今回引用してみました。)そのことをすごく喜んでくれて、この話でちょっと盛り上がりました。予想以上に喜んでいただけたみたいで、これはすごくうれしかったです。
文庫本はリシャール同様すごく喜んでくれて、現代のランボーだと自分が勝手に思っている(爆)、ケベコワ映画監督のグザヴィエ・ドランの今年のカンヌでの審査委員賞受賞時のスピーチの引用("Tout est possible à qui rêve, ose, travaille et n'abandonne jamais")を書いておいたら(アルノーさんが、以前、このスピーチをFB上で絶賛していたこともありますが、自分もこのスピーチにすごく感動したので、今回引用してみました。)そのことをすごく喜んでくれて、この話でちょっと盛り上がりました。予想以上に喜んでいただけたみたいで、これはすごくうれしかったです。
その後、リシャールに"Vitalie"の歌詞を書いてもらった「ヴィタリー」の本をお見せしました(冒頭の写真。)。アルノーさんはFBで既にこの本のことを知って下さっていたので、サインページを見るとアルノーさん笑顔に^^「リシャールは、兄弟みたいなんだよ」、とアルノーさん言っていたのですが、まさに同じフレーズを日本で会ったとき、リシャールも言っていて、二人本当に兄弟みたい、と心の中で自分は爆笑していました。FBに載せたらちょっと面白いかもね、ということで、リシャールが書いてくれたページとアルノーさん、という写真を撮りました笑。
せっかくなので、アルノーさんにも何か書いてもらうことにしました(というかそのために本を持参した笑。)。何がいいかなあ、とちょっと考えていたアルノーさんですが、結局、今回私が、シャルルヴィル巡りをしたこともあって、Charleville mon soupir(シャルルヴィル、僕の溜め息)の歌詞を書いてもらうことになりました。そしてリシャールのときと同様、この瞬間もぱちり笑。でも、こうして、日本、ケベッックのリシャール、パリのアルノーさん、とこの本を通じて一つになった気がして、ちょっと感動的でした。
その後は、私のパリでのあれこれ等の雑談もしていたのですが(というか大半がそうだった爆。自分が、曖昧なお願いをしていたことが大きいのですが。)、その他のおもしろかったことについてまとめると、
Paris-Québec-Tokyoがこの本でつながりました。 何だかこれは胸にジンときました。 |
"Charleville mon soupir"
書いてもらった部分はこの歌のサビの部分です。
その後は、私のパリでのあれこれ等の雑談もしていたのですが(というか大半がそうだった爆。自分が、曖昧なお願いをしていたことが大きいのですが。)、その他のおもしろかったことについてまとめると、
・シャルルヴィル巡りの話
小さくて静かな街だと思った、と印象を言うと、どうしてランボーがこの街を脱出したくなったか、わかったでしょ?と言われました(素敵な街だけど、田舎町で退屈(笑))。あと、前述のランボーの家で歌を歌った話等のエピソードもお聞きしました。
・ランボーについて、
ランボーは天才だけど、同時にすごく傲慢で我が侭、そして、他人に自分がして欲しいことをさせるためにすごく悪賢い一面もあったと思う、とアルノーさんおっしゃってました。そして、ランボーの人生は、お母さんとの関係、ヴェルレーヌとの恋愛(当時としてはすごい話だよね、と)等々、すごくhumaineな話がいっぱいあるよね、と力説してくれました。この辺もリシャールが言ってたこととすごくよく似ている^^
・フランスのミュージカルについて
2年前に1789を見にパリに行って、セットや衣装、光等はすごくよかったけど、お話はめちゃくちゃだった、という話をアルノーさんにしたら、アルノーさん、フランスにはたくさんミュージカルはあるけれど、話が面白くないのが多いんだよね、とおっしゃっていました(リシャールと僕が、ランボーを題材に選んだのは、話がとっても面白かったからなんだともおっしゃっていました。)。また、ミュージカルはお金もたくさんかかるので、興行的に成功しないものもたくさんあり、作るのが大変なんだよね、という苦労話もしていました。この辺りも、リシャールと言っていたこととよく似ていました。
実は、アルノーさん自身について、どんな方だかあまり知らなかったので(爆)、どういったお仕事をしていらっしゃるのかも聞いてみました。彼は、作詞家で(本は1冊書いたことあるけれど、でもその他はみんな歌詞を書いてるんだよ、とおっしゃっていました。)、ミュージカル(ランボー以外にもフランスの作詞家についてのミュージカルも今、作っているそうです。)や他の歌手の方へ詞を提供しているそうです。
アジアの国にとても興味があって、日本もぜひ見てみたいんだ、とおっしゃていました。あと、話の成り行きで、ケベックについて話していたのですが、モントリオールを絶賛していました。やっぱりいつか絶対行こう、と心に誓った私笑。
最後の方になって、そういえば、質問準備してくれていたんだよね?と聞かれて、もぞもぞとi pod touchを取り出して、質問のメモを見てもらうと(実は、1年ほど前に、リシャールにプチインタビューをしていたときに、アルノーさんにもいくつか質問を送っていたのですが、結局そのままになっていました。でも、アルノーさんはそのことも覚えてくれていて、「そういえば、僕その質問答えていなかったよね?」と言及してくれて、ちょっと驚きました。)、メールで送ってくれたら、答えるよ、とおっしゃって下さったので、また後ほどリストを送ることになりました。というか、私があまりにフランス語が下手過ぎて、「書いた方が(話すより)きっといいよね?」と言われました。→リシャールと同じ展開(爆)。ちゃんと時間をとって書くから、とおっしゃって下さいましたが、なんだかすごくお忙しそうなので、運が良ければ、、、と思っています。
1時間ほどお話させていただいたのですが、自分が話下手ということもあり、ほとんどアルノーさんが、話を展開してくれていて、私はそのレールに乗っかってるだけでした。。。(社交性低し。。。)でも、すごく親切&細やかな配慮がある方で、「ガサツでエゴイスト(爆)」という私のパリジャン感が覆りました笑。本当にアルノーさんには感謝です。
途中で英語を話し始めてしまったり(汗)、、、あまりにひどいフランス語すぎて、(メッセの文章はよく書けてるよ、とアルノーさんにおっしゃってくださいましたが、あれは、私の力ではなくGoogle翻訳と、ひたすら検索して書いてる文章なのです、と告白するしかありませんでした苦笑。)自分で絶句&自分の至らなさを反省しましたが、それでも、今年の初めには妄想でしかなかった「アルノーさんに会ってフランス語でランボーについて話す。」という夢が叶ったのはすごくうれしかったです。今回、観光はほとんどせず、終わってしまいましたが、本当に唯一無二の思い出を作ることができました。そういう意味で本当に貴重な旅だったなあと思います。
いつか日本で会えたらうれしいなあー、とまた勝手に妄想笑。でも、きっとアルノーさん日本にいらっしゃったら、日本を気に入ってくれる気がします。またこの夢もいつか叶うといいなあ。
以上、今回のランボー関連のレポでした。
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