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2015年12月13日日曜日

フレンチ・ミュージカルも国際化? 英語字幕付きで見られます!

仏ミューが英語字幕付きで見れる!そんな時代がやってきたようです。

Theatre in Paris.com - Experience French theatre plays with English surtitles
(シアター・イン・パリドットコム − 英語字幕でフランスの舞台劇を鑑賞しよう)
http://www.theatreinparis.com




というわけで、フランスの舞台を英語の字幕(surとなってるのは、舞台の「上」に出るから、だとか(解説)。subtitleの間違いかと思ったよ。。。)で見ることができるサービスができたようです。そんなに演目数はないようだけれど、ミュージカルだけでなく、ストレートプレイも観れるみたい。

英語でGuardian紙の記事にもなっているようです。
http://www.theguardian.com/travel/2015/dec/12/paris-theatre-augmented-reality-glasses-translation?CMP=share_btn_tw

例えば、現在パリのLe Comediaで上演中の1920年代のレビューの女王「ミスタンゲット」を描くMistinguett, reine des années folles

こんな感じで英語で舞台内容がわかる↓。

https://www.facebook.com/MistinguettOfficiel/photos/a.618426774878091.1073741828.617086191678816/937459279641504/?type=3&theater

この不思議メガネが一番気になりますが。。。↓のサイトでこの英語字幕サービスを申し込むことができるそうです。実際にこのサービスを利用した方によるとこのメガネは実は必要なかった疑惑(普通に字幕はFB写真のように舞台の上に流れていたらしい。)、、、だったそうですが笑。

→追記:上記の英語記事を読んだところ、 この不思議メガネは右側のレンズに字幕が映るメガネなそうなので、メガネ越しにはなるものの、舞台を見ながら字幕を追えるというメリットがあるそうです。確かに、日本で字幕付きの舞台を見ると字幕と舞台とで行ったり来たりするのが億劫で結局字幕放棄することも珍しくない笑。一時期話題になってたGoogleグラスよりもスクリーンが大きくバッテリーのもちがいいそうです。

http://www.theatreinparis.com/mistinguett.html

このサイトで申し込むと、
  • 字幕が見易い席にご案内(前すぎると却って見えないからね。。。)
  • 英語のプログラムをゲット
  • 観劇前に英語ができるスタッフによる舞台、会場の解説(この会場自体がとっても歴史ある建物で、ミスタンゲットも公演をしたことがある施設だから?)
  • ハイテク眼鏡でそれぞれ個人個人字幕を楽しめるシステムを試せる
といった特典がつくそうです。
したがって、舞台が始まる30分前には劇場に着いてる必要があるようです。

で、、、実際に行った方によると、これ、本当にこんな感じで超至れり尽せりな対応だったそうです。あのアンチ・イングリッシュなフランスで(英語が全然通じないというわけではないとはいえ、やっぱり仏語優位は圧倒的。。。)!しかも、non French speakersの観客もこのサービスのお陰か、結構いたそうな。

私は去年この劇をパリまで観に行ったのですが、、、自分とは大違い笑。
いやー、こんなサービスが導入されるとは夢にも思わなかったなあ。

というのも、、、実際にフランスでミュージカルをご覧になるとわかると思うのですが、観光客も多く観に行くオペラやバレエと違って、フランスにおいてミュージカルというのは、ほぼ完全に地元の人(特に家族や若者向け)向けの超ドメスティックなエンターテイメントなのです。。。したがって、外国人を観客とする発想がそもそもない。。。この点は、観光客の割合も多いブロードウェーやウェストエンドとはだいぶ違うと思います。

外国人を見かけることはほとんどないですし、仏語をわからんのに、なんでおるねん?ぐらいのプレッシャーを自分は感じました(ちょっと自意識過剰だったかもしれませんが。。。)。。。アジア系だとそれだけでかなり浮きまくります。

したがって、フランス語がわからない人にとっては非常に敷居が高いエンタメではないかなあと個人的には思っていました。エフェクトとかもちろん言葉がわからなくても面白いと思えるところはたくさんあるけれど、それでもやっぱり物語の詳細がわからないのは観ている側としては結構歯がゆい。自分も1789のときは、結局物語の全貌がわかったのは、DVDを真面目に解読してからでした。そして、えー!そうだったの??と驚くことたくさん。。。

そんな中でこんなサービス提供の開始のアナウンス。え?仏ミューもついに国際化、そして観光産業の一つとしての位置付けになったのかなあ?とちょっとびっくり。

でも、フランスのミュージカルって英語圏のものにはない良さがあると自分は思っているので、その良さを本格的にフランス側が世界にアピールしようと思って腰を上げてくれたというのなら結構うれしい気がします(そうそう、宝石は眠らせてはいかんよ!)。

そして、このサービス、フランス語がわからない or 聞き取りは難しい、でも英語がわかるというお客さんにとってはとってもうれしいサービスなのではないのでしょうか。舞台は、映画などの映像媒体と違って台本があるとはいえタイミングとかも微妙に毎回違ったり、調整がいろいろ大変そうですが、非仏語話者にとっては、大きな助けになりそうです。字幕はフランス語という言葉の響きの美しさ(これは仏ミューの醍醐味の大きな要素の一つだと個人的には思っている。)を残しながら、フランス語が十分に聞き取れない人にも理解できる手助けをしてくれるという意味でも本当に画期的なサービスだと思います。

ミスタンゲットはセリフが多く、結構早口だったので、仏語中級の自分にとっては、理解するのはかなーり厳しい舞台だったので、このサービス当時利用できたらいろいろわかったろうになあと思います。。。

もちろん、原語をちゃんと理解できるようになるのが一番ではあるけれど、そこまでたどり着くのは至難の技。そして、より多くの人にフレンチミューの世界の門戸が広がるというのは、すばらしいことだと思います。

今後サービスが広がることに期待。


2014年12月21日日曜日

パリ観劇録2014 vol.2 - Mistinguett, Reine des années folles (1) 総評編 

さて、第2弾は、Mistinguett, Reine des années folles(以下、Mistinguett。)のレポです。
(HP(フランス語)はこちら。オフィシャルfacebookページ(フランス語)はこちら。youtubeページはこちら。写真やバックステージ映像なども見れます。)

実は、今回の元々のパリ行きの目的は、このミュージカルを観に行くことでした。プロデューサーが前回の観劇旅行で観た1789 Les amants de la Batilleと同じアルベール・コーエンさん(今回はいつもデュオで製作を行っているドーヴ・アチアさんとは、離れて彼がソロでプロデュースを行っています。)だったこと、そして、時代がタイトルにもある通り、des années folles(黄金の20年代、平たく言うと華麗なるギャツビーの世界ですね。。。)ということで、内容的に大人向けになりそうと思ったのと、ファッションが結構好きな自分としては、衣装がすごく見てみたいというのが主な理由でした。

http://youtu.be/F_3xMbwrvDc
最新のダイジェスト映像がこちら。

http://youtu.be/3zHXObtfFgw
実際フィナーレはこんな感じでかなり華やかでした。
1列目から撮った映像です。

タイトルにもなっているミスタンゲット(Mistinguett)は実在したレヴューの女王と呼ばれた伝説の女性(Wiki(日本語))で、今回使用されている劇場であるカジノ・ドゥ・パリ(Casino de Paris)で公演を行っていたそうです。かなりご高齢になってからもずっと踊り続けていたという生粋の踊り子。

当時のMistinguettが出演していたレヴューの映像。
この映像の中で歌われている"C'est vrai"もミュージカルで出てきます。

実際このミュージカルも、ミスタンゲットの一代記というよりも、Casino de Parisの劇場を中心にした、ミスタンゲットと彼女を取り巻く人々との人情劇といった要素の強い劇でした。というわけで、ある意味、Casino de Parisはこのミュージカルの主人公の一人(一つ)でもあるとも言えると思います。

ミュージカルの中でも重要な役割を果たす
Casino de Parisの劇場

モガドールと同様、伝統を感じると共に、この劇場は元々レヴューを中心に公演を行っていたミュージック・ホールということで、入った瞬間から ちょっと大人の香りがする劇場でした。

この劇場は至るところに鏡があるのが特徴でした。
そしてシャンデリア!
客席案内係の人が、まず、黒いスーツでビシッと決めた、ちょい悪なおじさんたちでした笑。Casino de Parisは座席に席番号がないので、この劇場をよく知っていない人でない限り、自力で席を見つけるのは結構大変=おじさまたちに席を教えていただかないと、席にたどり着けません。このおじさまたち、テキパキと観客を席に連れて行きます。

http://youtu.be/LGefLMfmIQU
プレミアの日を追った映像。
バックステージ映像がいっぱいあります。
Mistinguettと時代は違いますが、
舞台裏は当時もこんな感じだったんじゃないかなあ。

2年前のPalais des Sportsのときもそうですが、このような客席案内係の人にはチップが必須というわけではないようですが、たいていの人はチップを渡しているようです 。でも、観察していると渡してない人もいたので、私も特にチップは渡しませんでしたが、だから愛想が悪くなるとか、そういったことは特になかったです。

キラキラ輝くシャンデリア。レヴュー全盛期の香りがします。

そして、ホールに入るとパンフ売りの方が、パンフを売り歩いていました。ちょっとノスタルジックな感じ。が、そのパンフ売りの方というのが、、、なぜかオネエ系のおにいさん(おじさん?)でした笑。「私からプログラム(パンフ)買った〜?」や「知ってるわよ。あなたたち、今日来たの、3回目でしょ?ちゃんと見てるんだから!」といった感じで観客の人にやたら絡んでいました笑。服装も20's感がする白ハットをかぶっていて、舞台が始まる前からほんとfolles笑。

キラキラー。Vol 2.
劇場内部。1階1番後ろの席からの眺め。
舞台の上の天蓋のようなものもオシャレでした。

劇場の雰囲気はこんな感じでした。

さて、この作品、前回レポしたLe bal des Vampireとありとあらゆる面で対照的でした。

まず客層。劇が1920/30年代シャンソンということで、日本の懐メロ(っていうか歌謡曲?)的感覚のためか小さな子どもはほとんどおらず大人(30代、40代中心)、そしておじいちゃん、おばあちゃんがいっぱいでした。

そして、Vampiresが最新の技術を駆使したミュージカルであるのに対し、こちらは、舞台もプロジェクター等のヴィジュアルエフェクトはほぼなく、クラシックなセット。

楽しみにしていた衣装ですが、これは、確かに見応えがありました。特に1列目で見ていたときは、ディテールがよく見えて、すごく美しかったです。特に、レヴュー用の衣装を品定めするシーンがあるのですが、キラキラ派手派手なのですが、なんと言うか優雅。すてきでした。


舞台横のボックス席から。
さらに、これが一番の驚きだったのですが、実は、台詞と歌の割合が、感覚的には台詞が8割、ときたま歌が差し挟まれるぐらいの感じで、ミュージカルというより普通の演劇、お芝居に近い感じでした。前回の観劇旅行で観たアチア、コーエンプロデュースの1789は最新の技術を駆使した「最近のミュージカル」だったので、コーエンさんプロデュースのミュージカルが「お芝居」中心のクラシックな舞台になっていたのはかなり意外でした。

舞台に近いので、台詞のスピードは普通の発話とほぼ同じぐらいの超高速(に少なくとも私は感じました)爆。というわけで、実はストーリーは2回目の観劇で初めてなんとなくわかったという感じでした爆。というわけで、率直に言うと、フランス語が全くわからないとこのミュージカル、結構退屈してしまうと思います(特に1幕。2幕には、レヴューのシーンなど、観ていて楽しめる場面が結構あるのですが。)。

さらに、ヴァンパイア物は、ジャンルとして確立されているところがあるので、わりと国境を越えて、楽しめると思うのですが、このミュージカルは、「レヴュー」、「ミュージック・ホール」、「シャンソン」というフランスの文化にすごく根ざした物語&音楽なので、フランス文化に浸透していない人にはピンときづらい舞台かもしれないと思いました。途中でフランスでは有名なミスタンゲットの歌が何曲か出てくるのですが、観客の人(特に年配の人)は一緒に口ずさんでいました。が、外野の私には、その世界観に入るのが結構難しかった気がします。

ただ、これは外国人の自分に限ったことではなく、恐らく、ミュージック・ホールやレヴュー全盛期を知らないフランスの若者たち(Casino de Parisも当初は、レヴュー専用の劇場だったようですが、レヴューの人気に翳りが出てきたため、レヴューをやる劇場としての役割は今はなくなり、現在は、もっぱらコンサートや今回のようなミュージカルの会場として使用されているようです。(Casino de Parisの歴史(フランス語)→こちら)。というわけで、若者たちにとっても、ミスタンゲットやミュージックホールの煌びやかなレヴューというのは、未知の世界なのだと思います(フランス語学校の先生をやっている女の子にミスタンゲットについて話してみましたが、誰それ?って感じでした。あと、日本に帰ってから現地の人の観劇感想録をちょろちょろ読んでいたのですが、やはり休憩中にスマホでミスタンゲットってどんな人なのか調べた(笑)、と書いている人がいました。 )。

ミュージカルで使用されていた楽曲ですが、ミスタンゲットが当時歌っていた曲("Mon homme"、"C'est vrai"、"Ça c'est Paris"、"Je cherche un millionnaire")も含まれていましたが、オリジナルの曲も結構たくさんありました(登場人物に架空の人物が混じっているということもあるのだと思うのですが。)。

オリジナルがある曲は"C'est vrai"や"Ça c'est Paris"はわりとオリジナルに近いアレンジだった気がしますが、"Mon homme"は、オリジナルのシャンソンらしさを残しつつもちょっと現代風のアレンジ、"Je cherche un millionnaire"もかなりjazzyな仕上がりになっていました。

ミュージカルのオリジナルの楽曲ですが、こちらも、ベースはシャンソンというか、華やかなバンド音楽に現代のディスコ的な感じが加えられた音楽みたいな感じでした。

これらのアレンジが果たして、良かったのかというのが最大の問題かと思いますが、私個人の感想としては、それほど違和感なく楽しめました。下記の映像を見てもらえればわかると思いますが、ミスタンゲットの楽曲をそのままミュージカルに持ってくるのはやっぱり、無理だったと思います。。。ただ、実際にミュージック・ホールでレヴューを見ていたおじいちゃんやおばあちゃんたちからすると、モダン過ぎ?だったかもなあという気もします。

逆に若い子からすると、やっぱり古くささが否めないかもなーという気もしました(来年、今度はアチアさんがアーサー王の新作ミュージカル(映像こちら)をやるのですが、そちらと比べると、どう考えても、若い子が寄ってくのはああいうポップな感じのミュージカルな気が。。。)。というわけで、このミュージカルのターゲットとする対象年齢設定が意外と難しいかもなという気がしました。


ミスタンゲットが歌うオリジナルの"Mon homme"

http://youtu.be/Lsq3QkFM088
本公演に先駆けて行われたShowcaseの映像ですが、
舞台版の雰囲気がよく出ていると思います。
Disco風の電子音が入っていたり、現代風のアレンジが
加えられています。

http://youtu.be/fVabMMWiqJ0
ミスタンゲットのオリジナルの
"Je cherche un millionnaire"

http://youtu.be/uhlsLJHj5P8
Mathilde Ollivierちゃんが歌う"Je cherche un millionnaire"
彼女は、ミスタンゲットに憧れる少女の役なのですが、
劇中、ミスタンゲットの踊り子になるためにこのミスタンゲット
の曲をミスタンゲットの前で披露する(オーディション)
(実は彼女は踊れないのですが、歌が上手いという設定)
というシーンがあります。
スイングがかかってかなりジャズ風。

ちなみに、Mistinguettでは、音楽はバンドも入っていましたが、Vampireと違い、録音とバンドの両方の音源が使われていました(現地の方のブログでは、ミュージックホールの話なのに、電子音ばかりで録音なのはせっかくのミュージック・ホールの雰囲気を台無しにしているという意見も見かけました。確かにそう言えなくもなくもなかったです。)。

歌手も、Vampireが正統派ミュージカル歌手っぽい人を起用してるのに対してこちらはちょっとハスキーな大人な感じの歌手をたくさん起用。ダンスの振りも、Vampireは、芸術的なダンス、こちらはかなりセクシー&コミカルでした。


以上、総評でした。。。

舞台の詳細や、歌手の人たちについては次回書いていきたいと思います。

2014年6月8日日曜日

New Musical: Mistinguett, reine des années folles ~新作フレンチ・ミュージカル ミスタンゲット~

今年の9/18~来年の1/4までCasino de Parisで公演予定(そのあとフランスのツアー)のフレンチミュージカルMistinguettの話。

2014年は、大型のフレンチミュージカルがあまりなさそう、とかぼやいていた気がしますが、そういえば、実はこのミュージカルが今年上演でした(汗)。。。

Mistinguettは、Wiki情報によると、「ミスタンゲット(Mistinguett, 1873年4月5日 - 1956年1月6日)はフランスのシャンソン歌手、女優。本名はジャンヌ・ブルジョワ (Jeanne Bourgeois)。“ミス”という愛称で親しまれ、華麗な舞台と脚線美で「レヴューの女王」、「ミュージックホールの女王」と称賛された。」とのことなので、彼女の波乱万丈な一代記のようなミュージカルなのでしょうか。

プロデューサーは1789 Les Amants de la BastilleやRoi Soleil、Mozart l'Opera Rockでもプロデューサーを務めていたAlbert Cohenさん、ということで、華麗なフレンチミュージカルに期待。いつもは、Dove Attiaさんとタッグを組んでのプロデュースですが、今回はアルベールさんのソロプロジェクトの模様。

チケットも↓で発売中です(フランス語ですが)。20ユーロ~104ユーロまで席によって結構値段の幅があります。一番高い席は、パレデスポーで1789を見たときよりややお高め。やっぱり歴史ある建造物だからなのかもしれません。
http://www.ticketnet.fr/fr/manifestation/mistinguett-reine-des-annees-folles-billet/idmanif/307447

Albertさんのinterviewも載っていました(French)。なかなか興味深いです。
http://www.regardencoulisse.com/albert-cohen-fou-des-annees-folles/


このインタビューによると、パリが芸術、文化の都、中心地であった黄金の20年代(les années folles)を当時、その時代の象徴ともいえるミスタンゲットを通して描くことはアルベールさんにとって長年の夢だったそうです(実に10年越しのプロジェクトであったらしい。)。

ミュージカルの会場であるカジノ・ドゥ・パリはまさにミスタンゲットがレビューを行っていた会場そのものだそうで、今までアチア・コーエン組のホームベースとなっていたパレ・デ・スポーを離れたのは、まさに、この「20's glamour」をきちんと表現したかったからだそうです。とにかく20年代の自由奔放な雰囲気をそのまま表現したいとのことで、衣装の量も半端ないそうです笑。

アルベールさんによれば、20年代は最高にクリエイティブで、人々が考えられないようなことに次々と挑戦する「攻め」の時代(こうはアルベールさんは言ってないけど苦笑。)だった、ということで、そこに惹かれてミュージカルを作ることにしたそうです。また、当時はパリは世界に対して大変開かれていた時代で、アメリカのジャズなども入ってきた時代で、今回のミュージカルもエレクトロ・ポップ・ジャズのフュージョンといった感じになるそうです。

このインタビューを読んで、そうか、と思ったのですが、20年代というのは、実は第一次世界大戦のすぐあとの時代で、暗く凄惨な戦争を経たあとの反動のような時代だったわけで、だからこそ、"faire la fête(さあ、パーティー(お祭り)だ!)"といった、狂乱的というか、前衛的というか、そういった要素が全面に出ていた時代になったんだそうです。なんかそう考えるとちょっと興味深い。

劇中曲のメドレーのクリップ




Mon homme - Carmen Maria Vega 


ちなみにMistinguett自身が歌う"Mon homme"はこちら



先日パリでShowcaseがあったようです。そのときの映像。衣装が20's glamour満載できらびやかで粋。

Mon homme - Carmen Maria Vega
http://youtu.be/Lsq3QkFM088

Oser les larmes - Carmen Maria Vega
http://youtu.be/J4U1ASt3b7A

Dôle mambo - Fabian Richard
http://youtu.be/HG78oPd5tNc

Je cherche un millionnaire - Mathilde Ollivier & Cyril Romoli (piano)
http://youtu.be/uhlsLJHj5P8

Valse la chance - Patrice Maktav
http://youtu.be/wJ0S_q4TRDc

Grégory Benchenafi
http://youtu.be/34aS3j-CXpY

1789とはうってかわって 大人向けのフレンチ・シャンソンの王道っぽい曲が多い感じ。現代風にアレンジはされているけれど、客層は明らかに30+くらいを意識しているような気がします。でも最近のCohen & Attia組のミュージカルは若者向けが多かったので、個人的にはこれ、結構興味あるのですが、パリちょっと遠いんだよなあ。

公演のHPはこちら
http://www.mistinguett-lespectacle.fr/

Facebook
https://www.facebook.com/MistinguettOfficiel

CDも発売されています。
iTunes FRですが、曲を視聴することができます。
https://itunes.apple.com/fr/album/mistinguett-reine-des-annees/id877773116

Amazon frですが、コンセプト版のCDも購入できます。
http://www.amazon.fr/Mistinguett-Reine-Ann%C3%A9es-Folles-Carmen/dp/B00JXO8MHC

メインの出演者は下記のようです。Cyril Romoliさんは、1789でコメディアン(俳優)として登場していましたが、今回は歌手として登場するのかな。。。

Cyrilさんのインタビューもありました。
http://www.regardencoulisse.com/retour-aux-sources-pour-cyril-romoli/ 

Scipion Sauveur役のFabian Richardさんのインタビュー。 彼は、どうやら十戒の日本ツアーのメンバーだったようです(JosuéとAaron役。)。
http://www.regardencoulisse.com/fabian-richard-mafieux-heureux/

Carmen Maria Vega (Mistinguett)
Mathilde Ollivier (Marie)
Cyril Romoli (Jacques Charles)
Fabian Richard (Scipion Sauveur, "Pape de la Trinité")
Gregory Benchenafi (Harry Pilcer)
Patrice Maktav (Léon Volterra)

ちょっと楽しみ。

追記:08/31/14。いくつかミュージカルについての映像がUPされていたので以下に載せます。

衣装についてのミニドキュメント
20'sグラマーの衣装をどうやって作っていったか衣装担当のフレデリック・オリヴィエさんが語っています。
http://youtu.be/5KED9uJDZb0?list=PLslYUwNroa4xrG3UM1-X84KKmisxw-2xW

音楽についてのミニドキュメント
http://youtu.be/atEX0iwyUoQ?list=PLslYUwNroa4xrG3UM1-X84KKmisxw-2xW

台本についてのミニドキュメント
http://youtu.be/-sAxm_1f8-Y?list=PLslYUwNroa4xrG3UM1-X84KKmisxw-2xW

ダンスについてのミニドキュメント
http://youtu.be/PmTNErqLlPw?list=PLslYUwNroa4xrG3UM1-X84KKmisxw-2xW


舞台監督(のはず)のフランソワ・ショケさんによるインタビュー。


New Musical: Mistinguett, reine des années folles ~新作フレンチ・ミュージカル ミスタンゲット~

今年の9/18~来年の1/4までCasino de Parisで公演予定(そのあとフランスのツアー)のフレンチミュージカルMistinguettの話。

2014年は、大型のフレンチミュージカルがあまりなさそう、とかぼやいていた気がしますが、そういえば、実はこのミュージカルが今年上演でした(汗)。。。

Mistinguettは、Wiki情報によると、「ミスタンゲット(Mistinguett, 1873年4月5日 - 1956年1月6日)はフランスのシャンソン歌手、女優。本名はジャンヌ・ブルジョワ (Jeanne Bourgeois)。“ミス”という愛称で親しまれ、華麗な舞台と脚線美で「レヴューの女王」、「ミュージックホールの女王」と称賛された。」とのことなので、彼女の波乱万丈な一代記のようなミュージカルなのでしょうか。

プロデューサーは1789 Les Amants de la BastilleやRoi Soleil、Mozart l'Opera Rockでもプロデューサーを務めていたAlbert Cohenさん、ということで、華麗なフレンチミュージカルに期待。いつもは、Dove Attiaさんとタッグを組んでのプロデュースですが、今回はアルベールさんのソロプロジェクトの模様。

チケットも↓で発売中です(フランス語ですが)。20ユーロ~104ユーロまで席によって結構値段の幅があります。一番高い席は、パレデスポーで1789を見たときよりややお高め。やっぱり歴史ある建造物だからなのかもしれません。
http://www.ticketnet.fr/fr/manifestation/mistinguett-reine-des-annees-folles-billet/idmanif/307447

Albertさんのinterviewも載っていました(French)。なかなか興味深いです。
http://www.regardencoulisse.com/albert-cohen-fou-des-annees-folles/


このインタビューによると、パリが芸術、文化の都、中心地であった黄金の20年代(les années folles)を当時、その時代の象徴ともいえるミスタンゲットを通して描くことはアルベールさんにとって長年の夢だったそうです(実に10年越しのプロジェクトであったらしい。)。

ミュージカルの会場であるカジノ・ドゥ・パリはまさにミスタンゲットがレビューを行っていた会場そのものだそうで、今までアチア・コーエン組のホームベースとなっていたパレ・デ・スポーを離れたのは、まさに、この「20's glamour」をきちんと表現したかったからだそうです。とにかく20年代の自由奔放な雰囲気をそのまま表現したいとのことで、衣装の量も半端ないそうです笑。

アルベールさんによれば、20年代は最高にクリエイティブで、人々が考えられないようなことに次々と挑戦する「攻め」の時代(こうはアルベールさんは言ってないけど苦笑。)だった、ということで、そこに惹かれてミュージカルを作ることにしたそうです。また、当時はパリは世界に対して大変開かれていた時代で、アメリカのジャズなども入ってきた時代で、今回のミュージカルもエレクトロ・ポップ・ジャズのフュージョンといった感じになるそうです。

このインタビューを読んで、そうか、と思ったのですが、20年代というのは、実は第一次世界大戦のすぐあとの時代で、暗く凄惨な戦争を経たあとの反動のような時代だったわけで、だからこそ、"faire la fête(さあ、パーティー(お祭り)だ!)"といった、狂乱的というか、前衛的というか、そういった要素が全面に出ていた時代になったんだそうです。なんかそう考えるとちょっと興味深い。

Mon homme - Carmen Maria Vega 


ちなみにMistinguett自身が歌う"Mon homme"はこちら



先日パリでShowcaseがあったようです。そのときの映像。衣装が20's glamour満載できらびやかで粋。

Mon homme - Carmen Maria Vega
http://youtu.be/Lsq3QkFM088

Oser les larmes - Carmen Maria Vega
http://youtu.be/J4U1ASt3b7A

Dôle mambo - Fabian Richard
http://youtu.be/HG78oPd5tNc

Je cherche un millionnaire - Mathilde Ollivier & Cyril Romoli (piano)
http://youtu.be/uhlsLJHj5P8

Valse la chance - Patrice Maktav
http://youtu.be/wJ0S_q4TRDc

Grégory Benchenafi
http://youtu.be/34aS3j-CXpY

1789とはうってかわって 大人向けのフレンチ・シャンソンの王道っぽい曲が多い感じ。現代風にアレンジはされているけれど、客層は明らかに30+くらいを意識しているような気がします。でも最近のCohen & Attia組のミュージカルは若者向けが多かったので、個人的にはこれ、結構興味あるのですが、パリちょっと遠いんだよなあ。

公演のHPはこちら
http://www.mistinguett-lespectacle.fr/

Facebook
https://www.facebook.com/MistinguettOfficiel

CDも発売されています。
iTunes FRですが、曲を視聴することができます。
https://itunes.apple.com/fr/album/mistinguett-reine-des-annees/id877773116

Amazon frですが、コンセプト版のCDも購入できます。
http://www.amazon.fr/Mistinguett-Reine-Ann%C3%A9es-Folles-Carmen/dp/B00JXO8MHC

メインの出演者は下記のようです。Cyril Romoliさんは、1789でコメディアン(俳優)として登場していましたが、今回は歌手として登場するのかな。。。

Cyrilさんのインタビューもありました。
http://www.regardencoulisse.com/retour-aux-sources-pour-cyril-romoli/

Carmen Maria Vega (Mistinguett)
Mathilde Ollivier (Marie)
Cyril Romoli (Jacques Charles)
Fabian Richard (Scipion Sauveur, "Pape de la Trinité")
Gregory Benchenafi (Harry Pilcer)
Patrice Maktav (Léon Volterra)

ちょっと楽しみ。