プロモのときは黒を基調にしたどちらかというとみんなが考える「中世」な感じの地味目な衣装だったのですが、本番はかなり色鮮やか。なんでこんなに変更されたのだろうと考えてみたのですが、ひょっとすると、、、ちょっと前にやっていたRobin des Bois(ロビンフッド)と衣装のイメージがちと被る(イギリスものだし、鎧を着て戦い、、、といったところも似ている。)からかなと思ったりしました。
Advienne que pourra は、英語のCome what mayに当たる言葉なので、来るなら来い、何が起ころうとも俺は構わない、というとても強い思いが感じられる言葉。なので、恐らく、マリアガンスが岩から剣を抜くコンテストに易々と勝利し王座についたアーサー王にメラメラ闘志を燃やし、こんな奴に負けてたまるか、、、来るなら来い!と挑戦状を叩きつける歌(たぶん。)。メラメラ感が半端ない。ザ・悪役って感じ笑。
私は過ぎ行く時の中で 無垢な心をなくし 子供時代の思い出から逃げたままだった 私は人生が自分にもたらしたものを理解している そして時は私にわずかなチャンスも与えずに 次々に平然とやってくる 私は人生の所産なのだ 人生によって形作られたもの それが私の運命 私はあなた(がた)の間違いの代償を払ったの あなた(がた)に後悔の念があったとしても いつか私は赦すことができるだろうか 私は自分が知らないふりをしてきた沈黙を いつか忘れるべきなのだろうか 私は信じたい あなたの視線全てを そして愛を ほんの少しだけの愛を
タイトルの、Ce Que La Vie A Fait De Moi、、、。訳すのが難しい。ちょっとニュアンス間違っているかもしれませんが、、、これ哲学的な問いです。
というのも、実は、今年のバカロレア(フランスの大学入学に必要な試験ですね。)の哲学の問題の1つに"Suis-je ce que mon passé a fait de moi ?(人は自らの過去の所産なのか?)"というものがあったんです(詳しくはこちら。じつは、アーサー王のFBでこのことが取り上げられて知ったという笑。)。
→舞台ではアレンジも歌詞も全く変わっていたようです。サビのQu'ils me traitent d'idiot(たとえ人々が僕のことを愚か者だと思っても)がそもそもL'amour quel idiot(愛なんて、なんて馬鹿げたことなんだろう)に変わっていたようで、意味が真逆になっているっぽい(驚愕)。というわけでアーサー王とグィネヴィアを前に(衣装からして2人の結婚式?)叶わぬ思い(この時点では)を切々と語る感じに変化しているようでした。それに合わせてか、アレンジもbreezyポップからストリングスの切ないメロディーに変わっていました。私は割と舞台版のアレンジの方が好きだなあ。
* Tir Nam Beoは、ゲール語(アイルランド語)のTír na mBeo(The Land of the Living)のことのようで、病も老いも死もない幸せが永遠に続くパラダイスのような夢の地のこと。→「あの世」の概念に近いのかと思ったのですが、実は違うよう?(まあ、英訳が「生ける者の国」ですもんね苦笑)。→師匠Mewさんのブログより。
英語のWho am I?に当たるタイトル。というわけで、自分の出自がわからないアーサー王がそのことを思い悩む歌(だからなのかちょっとメランコリーな三拍子。。。)。真ん中らへんで転調して、突然長調になるところは、おそらくマーリンが聖杯について説明している箇所です(脈絡が全然つかめん。。。)。アーサー王は不義の子として誕生した後、別の人に預けられ育ったため自分が王家を継ぐ資格がある人間だと知らずに育ったようなので、そういうことと関係があるのかなという気がします。その当時のモヤッとした思いを告白?ただ、これは自分の偏見かもしれませんが、このメランコリーな三拍子とタイトルの「キ・スイジュ」の音が相まって、すごく幼稚に聞こえる(ぼくちんは誰なんだろう?みたいな(爆))。。。30代男性が歌うのは(汗)。アーサー王役のフロランが髪をバッサリ切ったのは、かなり若いときのアーサーを演じなければいけなかったからなのかなとこの歌を聞いて思いました(長髪のときは、長髪の時でキマっていたけれど、明らかにどっしり貫禄があり過ぎた笑。)。
モーガンも、家族を 滅茶苦茶にされて復讐の鬼(という設定になってるっぽい)、になっているけれど、それだけが果たして運命なのか?あるいは、それ以外の道はあるのか(彼女が歌うことになっている"Ce Que La Vie A Fait De Moi "のテーマはそういう運命論に関係があるもののようです。)?
日本の公演ではMozart l'Opera Rock、Roi Soleil、Starmania、Le petit Prince等からのナンバーもあったので、これらも披露されるのかな?日本では私の大好きなスターマニアの"SOS d'un terrien en détresse"がスキップされたのですが(自分からすると、フレンチミューガラコンでこれをすっ飛ばしたっていうのは驚愕だった。。。)、2013年のガラコンのときは、ブリューノさんが披露していたので、今回はひょっとしたら 披露されるかも。→メンバー的にきっとリシャールが歌う気がする(いつか見てみたい曲の取り合わせの一つ。。。)。
場所も先日ブリューノ(・ペルティエ)さんがソロコンをやったあの Kyung Hee University (慶熙大学校)のようでちとうらやましい。
そして、パリというかフランスはというと…今宝塚で絶賛公演中の1789 バスティーユの恋人たちのプロデューサーの一人であるDove Attiaさん(今回はいつもの相方のAlbert Cohenさんは別のミュージカルを公演中ということでアチアさんソロプロジェクトです。)がプロデュースする「アーサー王の伝説(La Légende Du Roi Arthur(ラ・レジョンドゥ・デュ・ロワ・アルチュール))」(FBページ→こちら)が絶賛プロモ中、、、という言い方も変なのですが、大型のフレンチ・ミュージカルはだいたい公演が始まる1年前くらいからプロモを開始し、公演の半年ぐらい前にCDを発売し、いざプレミア、のときはみんなで楽しく合唱する(笑)!のが習わしなので、今ちょうどプロモまっさかりの時期なのです。
今さら感が満載ですが、、、メインシンガーの配役は、以下のとおりです。
le Roi Arthur(アーサー王) : Florent Mothe
la Fée Morgane(モーガン・ル・フェイ) : Zaho
la Reine Guenièvre (グィネヴィア) : Camille Lou
Méléagant(マリアガンス) : Fabien Incardona
Lancelot(ランスロット) : Charlie Boisseau
1789でアントワネットを演じていたロクサーヌ・ル・テキシエの姿も。今回も引き続き王妃つながりでアンヌ・ドートリッシュ役に応募している模様。この役にはLe Roi SoleilでIsabelle役で出演していたVictoria Petrosilloも選考に残っているようです(ずいぶんと違うテイストだね笑。)。これまた1789でロベスピエールを演じていたセバスチャン・アジウスは、バッキンガム公ジョージ・ヴィリアーズ公で選考に残っているようです。他にもリシュリュー役、コンスタンス役が映像には出てきていました。
Cyril Niccolai, Joy Esther Official, Stéphane Neville, John Eyzen Officiel, Tom Ross, Gwladys Fraioli, Sebastien El Chato, Moniek Boersma, Jean Frederic Charter, Stéphane Métro, Brigitte Venditti。
去年パリに見に行ったLe Bal des Vampiresに出演していたモニークさん以外は、2012年の日本公演のときと同じメンバー。モニークさん歌とっても上手かったので、またお目にかかれたらちょっとうれしいなあ。と思いつつ、メンバーを見ていると、モニークさん、たぶん、ジュリエットママ役っぽいんですけど・・・。え?いいのか、これ。確かにジュリエットママは、美魔女な感じだけど、彼女は美魔女っていうほどの年齢の方ではないので、ジョイと並んだら姉妹にしか見えんのでは???と自分は思いました笑。