2016年1月4日月曜日

2016年、新たなページへ。Notre Dame de Paris キャスト卒業(涙)そして、Mozart, l'opéra rock 韓国公演決定!

2016年、また年が明けました。

昨年はいろいろなハプニングに見舞われ、遠征は2月の韓国公演しかできませんでしたが、、、今年こそは、いろいろ行きたいわ、と思う2016年の幕開けです。。。

だいぶ時間が経ってしまいましたが、、、2015年最後の衝撃なニュース。

ここ数年応援してきたリシャール含め、ノートルダム・ド・パリの古参組の大半がついに12月の10周年韓国ツアー第2ラウンドを最後に卒業。。。

来るべき時が来たとはいえ、やはり、ついにこの日が来てしまったか、、、という感じでした。

10数年以上カジモド役を務めてきたMatt Laurentやフロロ役の2ndを務めてきたJérôme Collet、 レミゼのヴァルジャンから華麗なる転身を遂げたRobert Marienも卒業とのこと。。。

もちろん、この日を覚悟はしていたものの、やっぱりNDPロスは半端ない。
そして、日本脱出不可というハプニングに見舞われたため、リシャールの最後を見届けられなかったというのもとても切ない。

今まで、何度もこれが最後だよ疑惑は出回っていたけれど、その度に新たなツアーの情報が流れてきて、今回もひょっとしたら次があるのでは、と思っていたがやはり今回こそ、最後だった模様。

実は、ノートルダムは今年の12月にフランスでの凱旋公演が決定しているそうで(振付師のマルティノ・ミュラーさん↓のFBでオーディションの写真が紹介されています。)、ひょっとしたらこの大凱旋公演(最後のフランスでの公演から10年以上経っている。。。)を最後の花道として引退なのかなあと個人的には思っていたのですが、、、甘かった(汗)。
Here we go .. Notre-Dame de Paris Le Spectacle 800 dancers auditions in 6 days )))Go Nadia Buttignol go )))
Posted by Martino Muller on 2015年12月14日
というわけで、今年の大凱旋公演は、本当におニューなチーム編成になるのではと思われます(でも、何となく若手のジョンくんとかはグランゴワール役もフェビュス役も好評だったから、残ってくれるんじゃないかなあとか勝手に予想。)。

私自身は2013年の日本公演からのファンなので、ファンとしての日は浅いものの、このミュージカルから多くのことを学び、多くの出会いがあり、スーパーチキンな私が少しだけ勇気を持てるようになったのも実はこのミュージカルのお陰だったりします。

そういう意味でも、変な話、私の人生を変えてしまったミュージカル、と言っても過言ではないので、一挙手一投足を見つめてきたシンガーの方たちが卒業してしまうというのはやっぱり寂しい。

でも、ノートルダムの新たな歴史が始まるということでもあるし、"Florence"の詞ではないけれど、古いものが新しいものに取って代わられるというのが、物事の理でもある。キャスト、スタッフ、招聘してくださった方々、舞台を作り上げてきた皆様には本当に心からありがとうと言いたい。

ノートルダムはいつも見ていて、何かの「運命」(もしくは因縁?笑)を感じさせる舞台だと思っていたけれど、今から考えても、本当に私は出会うべくして、このミュージカルに出会ったのではないか、という気がしてならない。。。

リシャールもいろいろ棚上げにされていた(と思われる)ランボーのミュージカルの件とか、きっと再開するんじゃないかという気もし、それぞれが個人のソロプロジェクトに邁進していくのかなと思います。

と、そんなこんなな複雑な2015年年末を迎えていたところ、大ニュースが。

来るらしいと言われた、Mozart, L'Opéra Rock(今回のツアーでは、Amadeusと改題)のスケジュール等の詳細が決まったらしい。

ほんとに、ほんとに、アジアに来るんだね(涙)

絶対オリジナルは仏語圏から出てくることはないだろうなと思っていたのに!
しかも、開けてびっくり。ほとんどが以前のフランスでの公演で役を演じていた方がやってくるという!!!

うっそーーー。韓国の人たちどうやったらそんなにフラミューの人たちを連れてこれるの?!という私の疑問はさておき。

ここ最近(少なくとも自分が仏ミューにハマってから)は、ロミジュリ、ノートルダム以外の公演は仏語圏以外の海外は進出しないものだと思っていた(何となく、マーケティングの観点から、本国で上演して後はDVDを製作して、3D上映@映画館をして終わり、みたいなサイクルらしきものが出来上がってるように見えたので、、、。)ので、やるらしいよ、という話が回ってきた後も、本当に実現するのかー、と半信半疑でした。でも、ちゃんとFB上でプロダクションからもいろいろインフォが流れている(ただし、韓国語で。。。)し、間違いない!
https://ko-kr.facebook.com/MASTENTER



一部の出演者、配役等はこちらのサイト(韓国語ですが)またはこちらのサイトで見られます。
これらを総合すると、↓の配役となるような気がします。

Mikelangelo Loconte: モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart)
Diane Dassigny: コンスタンツェ(Constanze)
Melissa Mars: アロイジア(Aloysia Weber)
Laurent Bàn: サリエリ(Antonio Salieri)
Maeva Méline: ナンネール(Nannerl)
Solal: レオポルト(Leopold)

やはり、オリジナルのサリエリ役のFlorent Motheは現在アーサー王に出演中なので、今回の来韓は叶わないようです。Mozart, L'Opéra Rockは、フロランの暗殺者(!)なダークな感じ+歌い方が私はツボだったので、そこはちと残念なのですが、その代わりがなんと、日本にも来て歌ってくれたローラン!これはこれで大ニュースです。フロランの後ってちょっと大変だと思いますが、新たなサリエリが見えてきそうな予感です!

物語のおさらい→英語Wiki(こちら

期間:3/11〜4/24
場所:世宗文化会館 大劇場(こちら) 
下記サイトを見たところだと、月曜以外の火曜日〜日曜日に公演あり。基本的には、平日が20:00〜、土曜日が15:00〜/19:00〜(夜公演はない日もあるよう。)、日曜日が14:00〜というスケジュールのようです(詳細は、下記サイトでお確かめください。)。

Interpark 日本語サイト↓でチケットを購入可能です。(1月3日現在、3/11〜4/1までのチケットがオープンになっています。)
http://ticket.interpark.com/Global/Play/Goods/GoodsInfo.asp?GoodsCode=15015276
チケットは、現地のチケットオフィスで購入することも可能ですが、私が去年ノートルダムを観に行ったときは、3階席しか残席がなかったので、良席で万全を期すには、やはりこちらのサイトでチケットを予約した方が無難です。

チケットは、日本語の指示に従い購入し、公演の前に現地のチケットオフィスで予約番号(予約ページを印刷しておくと良いです。)を見せ、チケットを引き換えるだけなので、それほど手間はかかりません。

そして、2016年年明け、ということで、最後はやはり、Mozartの曲で締めようかなと思います。

たぶん、多くの人がMozart, L'Opéra Rockの曲として挙げるのは、L'assasymphonieとか、Le bien qui fait malなのかなあと思うのですが(曲としてかっこいいし、ダンスとかも、Mozart, l'opéra rockの独特の世界観が全開だし。)、個人的に一番好きな歌は、Vivre à en creverというモーツァルトとサリエリ2人がミュージカル最後に歌う曲(モーツァルトの昇天の曲でもある。)です。

もちろん、物語上の二人の関係を歌った歌ではあるのですが、詞が実は、タイトルのVivre à en crever(vivreは生きる、creverははち切れる、破裂するというような意味=はちきれんばかりに生きて=人生を謳歌しよう)が示すように、「生きる」ことのbitter sweetさを実にうまく表現した曲です。

私個人の考えですが、フランスって、生きる、というか、よく生きる、ということに恐ろしく貪欲(笑)な国だと思います。でも、それでいて、力が入りすぎていなくて、いつもエフォートレス、自然体。そして、恋愛のアバンチュールな要素もやっぱり忘れない。そういうフレンチ式、すてきな生き方(笑)が凝縮されているような歌、だと思います。

でも、「いっそ死ななければならないのなら、はち切れるぐらい精一杯生きる方がいい」というサビの詞は、ハッとさせるものがあると思います(歌っているミケランジェロ(モーツァルト)の生きてやるオーラが半端ないという部分もあるのですが笑。)。そして最後に、また会おう、とモーツァルトとサリエリが言う、という部分もなかなか泣けます。

私が初めてこの曲の詞を読んだのは、実は路上だったのですが(危険!皆様は真似しないように。。。)、歌詞の意味がすべてわかったとき、何ていい詞なの!と本気で泣きそうになりました(→違う意味で危険。。。)。でも、それぐらい「生きる」ことへの執念が感じられる曲だと思います。




"いっそ死ななければならないのなら
はち切れるぐらい精一杯生き
全てを捧げるために
全てを記憶に留めよう

いっそ死ななければならないのなら
我々の笑いは死や時間さえも
欺いたと
墓碑に刻みたい"

今年は、この歌のように、よく生き、よく笑い、酸いも甘いもすべてを心に刻みながらしなやかに生きていきたいと思います笑。目指せ、フレンチ・パーソン笑。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


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