2014年11月1日土曜日

French Musical Concert 2014 @ Theatre Orb (曲編 - Acte 1)

さて、前回から引き続き。。。曲それぞれの感想(第一部)です。

Acte 1 

1.    Ouverture - Le temps des cathédrales (Notre Dame de Paris)  / Richard Charest (Gringoire)

これはリシャールファンとしては堪らないナンバー。暗闇からスッとリシャールが出てきたとき、舞台でブルーのコートを着て出てきたリシャールのことが鮮やかに思い出されました。いつも聞いてるのが韓国ツアー版のCD(フランス語)だからか不思議と違和感はあまりありませんでしたが、でもやはり今の渋いリシャール(CDのリシャールは9年前のリシャールなので、歌負けしてるというか、ちょっと頼りない感じだった笑)でかつフラ語でカテドラルを聞けたのは幸せでした。あと、やはり原語のほうが聞いててしっくりするというのはかなりありました。

2.    Belle (Notre Dame de Paris) / Robert Marien (Frollo), Matt Laurent (Quasimodo) & Cyril Niccolai (Phœbus)

リシャールがカテドラルを歌ってる間に3人が登場。リシャールも歌い終わった後も舞台に残って、ちょっとした演技をしていました。(本物の舞台とちょっと似ている。) 今回、フェビュスはシリルでした。フェビュスの特徴である明るい高音のシリル、ちょっと新鮮でした。衣装を着てないのに、マットが何となくカジモドに見えた。。。

3.    Bohémienne (Notre Dame de Paris) / Nadia Bel (Esmeralda)

Belleの終わりにNadiaが登場。3人の男たちを誘惑しながら Bohémienne を歌いながらの登場でした。いたずらっぽい、かつちょっと妖艶な表情が個人的にすごいツボでした。ナディア嬢に見事に誘惑される男たち笑。この演出はすごく好きでした。そして、肝心の歌ですが、、、ナディアはオリジナル版から2ndとして出演しているということもあって、本当にこの歌は堂に入っているというかブレず美しかったです。今回で彼女の Bohémienneを聴くのは3回目ですが、このちょっと野性味がある荒削りだけれど美しいエスメラルダ、やはり好きでした!

4.    Les Rois du monde (Roméo et Juliette) / Cyril Niccolai (Roméo), Matt Laurent (Benvolio) & Richard Charest (Mercutio)

野郎3人で大いに盛り上がりました笑。観客も拍手を最初からしていて大盛り上がり。リシャールがマキューシオになったのは、消去法(シリルはもちろんロミオ。マットはベンボーリオを昔ケベックでやってた。)だと思うのですが、やっぱりイメージはどっちかっていうと、ベンボーリオのほうが近かったかなあという気がしました。マットのベンボーリオの高音ちょっと演歌っぽかった笑。

5.    Aimer (Roméo et Juliette) / Cyril Niccolai (Roméo) & Sophie Tremblay (Juliette)

ソフィーさんが初登場。 ソフィーさんを見るのは2013年のソウルでのヴィクトル・ユゴーコンサート以来ですが、きれい目の声ではあるものの、ちょっとジュリエットとは違う感じかなあという気がしました(やっぱりセシリアのクリアな声が私のデフォルトだからかなあ。)。1日目は、あまり調子が出てなかったですが、2、3日目は声がすごく飛んでました。シリルは、さすがにこの歌は歌い慣れているので、安心感のあるロミオでした。

6.    Place je passe (Mozart, l'opéra rock) / Richard Charest (Wolfgang Amadeus Mozart)

リシャール一大穴だったこの曲笑。オリジナルのミケランジェロのイメージとリシャールが全く重ならず笑。多分、シリルがContre ceux d'en hautを歌ったので、こちらはということになったんだと思うのですが、最初見たときやっぱり笑いました、私。微妙にちょっとした振りとかまでついていて、リシャール「頑張って」ました。実際キュートだったと言えばキュートだったですが、四十路のリシャールにやらせる曲か?!とは正直思いました。歌についても、1日目はコンスタントに歌を歌うリシャールにしては珍しく、音を外しました。そして、サビで音が上がるとこもなんだかとっても歌いにくそうに歌ってました。ですが、2、3日目は意外に様になってました。やっぱり役者なんだわリシャール。このリシャール版のPlace je passe、微妙だと思っていながら、結構耳にいつまでも残っていました。。。しかもこの後の出待ちでリシャール、確かこの歌について、je connaissais pas (知らなかった)と言っていた。。。Mozartから取ってきた曲としても何でこれだったんだろうな、という気がします。(たぶん、若者はなんたらというテーマでこうなったのではないかと予想。)

7.    Les femmes (Don Juan) / Robert Marien (Don Carlos), Nadia Bel & Sophie Tremblay (Chorus)

去年ロベールさんはケベックでこのミュージカルの再演版に出ていたので当番していたのだろうと思います。きれいな歌だし、ロベールさんの大人の男の色気がちょっとすてきでした。ただ、サビはスペイン語(まあ、お話の舞台はそうだから仕方ないと言えば仕方ないが。)。コーラスの女子2人もロベールさんをちょっと誘惑+ダンスしながらすてきな大人の楽曲になっていました。

8.    Le monde est stone (Starmania) / Nadia Bel & Sophie Tremblay

今回のコンサートで一番よかったと思った曲。 2013年のヴィクトルユーゴーコンサートではソフィーさんが一人で歌っていましたが、今回はナディアとデュエット。この二人のハモりがほんと絶妙でした。哀しいんだけど、美しい。2人とも、とてもパワフル、ソウルフルな歌声なので、高音が特に良かったです。自分もスターマニアは通しで見たことはないですが、フレンチミューを知らない人が聴いてもこの曲は気に入ったんじゃないかな。

9.    Contre ceux d'en haut (Le roi soleil) / Cyril Niccola (Le Duc de Beaufort)i 

突然、民衆の怒号のような効果音と赤いライトで何事かと思ったら、客席の方からシリルが登場。革ジャンまで着てとってもロックな感じ。シリルはやはり声がロックよりなので、すごくこの歌似合ってました。この歌もそういえば、リシャール同様、ちょっとした振りつけがありました。(第一幕は、そういうコンセプトだったんだろうか?笑)。キザな振りでもハマるのはやっぱり王子さまなシリルだからな気がします^^ でも、この曲も敢えてRoi Soleilの中で選ぶ曲なのかなあと思いました。反逆感を出すための選曲だったんだろうか。。。

10.   Tant qu'on rêve encore(Le roi soleil) / Whole cast

太陽王で歌われるとしたら、これかJe Fais De Toi Mon Essentielかなと思っていたのですが、こちらは予想通り全員で歌われました。ただ、この曲カーテンコール曲なので、1幕がここで終わってしまいそうな雰囲気がありました苦笑。でも、歌としては、夢を見続ける限り…というタイトルどおり、 ロマンチックな感じが美しくてライブで聴けてよかったです。でも、やっぱり若向けの曲ということもあるのか、ロベールさんの声質がちょっと浮いてたかなあという気もしました(こういうときにやっぱりそれぞれ向き不向きな歌があるんだなあと気づく。)。

11.  Florence (Notre Dame de Paris) / Robert Marien(Frollo) & Richard Charest (Gringoire)

この2人がフランス語で歌うのは初めてみましたが、英語と同様いい掛け合い。舞台と同様、お互いを見合いながら演技もしていました。そして、この歌、無常観っぽい感じとか、古いものが新しいものに取って代わられるという世の常を歌う世界観が私、大好き なのですが、この歌改めてフランス語版のよさを感じました。なんというか、音の感じがすごく好きで、韻の踏み方もお洒落。韓国の舞台で衣装来たバージョンで見てみたいと思いました。

12.  Vivre (Notre Dame de Paris) / Nadia Bel (Esmeralda)

この歌もNDPナンバーから外せない1曲。「愛」とは「生きる」とは「自由」とは…。いつもこの曲を聴くたびに考えさせられます。そして、やっぱりナディアいいわ<3と思う自分。ナディアのエスメラルダは、(今は年齢的なこともあるけれど。)とにかく力強くて、愛すること、生きることに本当にまっすぐな感じに心打たれました。

13.  Danse mon Esmeralda  (Notre Dame de Paris) / Matt Laurent (Quasimodo)

この歌確かに最後の曲ではあるんですが、1幕の終わりか。。。とちょっと思ってた私。でも、マットは衣装を着なくてもやっぱりこの曲を歌っているとそこかしこに「カジモド」を感じます<3 2日目に♪Danse mon Esmeralda, chante mon Esmeralda、となるところをChanteから始めちゃったマット。あ、間違えちゃったという表情に一瞬なっていたのが面白かったです。にしても、この歌何度も歌ってたはずなのに、ここでマットが間違えたのが不思議笑。

2014年10月27日月曜日

French Musical Concert 2014 @ Theatre Orb 感想(全体編)

さて。すでに、コンサートから1週間経ってしまいましたが、ガラコンの感想です。

シアターオーブでまた彼らの顔を見れるのが本当にうれしかった!

まずは良かった点から。

やはり、一番良かったことはこんなに早く日本でフレンチ・ミュージカルのガラコンが実現したこと。本当にオーブ様々です。。。これは、ほんとに想像だにしていませんでした。

韓国ならまだしも、日本はフレンチミューの知名度がウィーンミューなんかと比べれば全然低いし、確かに客入りとかを考えると実現しなくても仕方ないようなあと思っていたところに、ガラコンのニュースが飛び込んできたのは本当にうれしかったです。

しかも、オリジナルのフランス語でたくさんの曲をライブで聴けたのはやはり至福の時間でした。ここからは、リシャールファン的視点になってしまいますが、特に、Notre Dame de Parisのナンバーについて言うと、昨年の韓国のガラコンでフランス語版は聴いてはいたものの、実はリシャールは偉大なるブリューノ・ペルティエさんの影に隠れてしまい、彼のグランゴワール曲を観ることができませんでした(これは仕方ないことですが。)。今回それを堪能できたのは非常にうれしかったです。

そして、心配だった客入りも予想以上で、3日間とも3階席も含めてかなり人が入っていました。そして、観客もすごく盛り上がっていたし、歌手の人たちもすごく楽しそうに歌っていたのが印象的でした。。。これこそ、ライブ音楽の醍醐味。

フレンチミューファン歴自体はそれほどではない私ですが、、、それでも、日本でフレンチミューでこんなにたくさんの人が盛り上がっている、というのは感慨深いものがありました。。。

ここまでが良かった点。ですが、、、やはりその一方でうーんと思うところもなくはなかったので、これからの期待、という点も含めて(既に次回を期待している自分。苦笑。)そのあたりについて、書いていきたいと思います。

今回の舞台セット。ウィーンコンと比べると、、、やっぱり地味苦笑。
衣装も歌手自前なので、そういう意味での派手さはやっぱりなかったかな。
でも、セットに階段があったり、絶妙な高さ感を出していたのは良かった気がします。

まず、一番首を傾げたのがやはり選曲でしょうか。

全体として、あらゆるオーディエンスを網羅しようとした結果、コンサート全体としてのビジョンにちょっと統一感が欠けていたという印象でした。

フレンチミュージカルのコアファンにとっては物足りず(フランスが舞台のミュージカルからのナンバーが半数を占めていたので、フレンチミュージカルからのマスト曲と思われる曲が外れてしまっている)、かといって、フレンチミュージカルに馴染みが薄いお客さんには、フレンチミュージカルに関する説明が不足しており、後半のレミゼ、オペラ座でとりあえず満足してもらおうという意図が見え隠れしていた、という印象を個人的には持ちました。

以下前回の記事の再掲になりますが今回のガラコンのセットリスト。

Acte 1 

1.    Ouverture - Le temps des cathédrales (Notre Dame de Paris)  / Richard Charest
2.    Belle (Notre Dame de Paris) / Robert Marien, Matt Laurent & Cyril Niccolai
3.    Bohémienne (Notre Dame de Paris) / Nadia Bel
4.    Les Rois du monde (Roméo et Juliette) / Cyril Niccolai, Matt Laurent & Richard Charest
5.    Aimer (Roméo et Juliette) / Cyril Niccolai & Sophie Tremblay
6.    Place je passe (Mozart, l'opéra rock) / Richard Charest
7.    Les femmes (Don Juan) / Robert Marien, Nadia Bel & Sophie Tremblay
8.    Le monde est stone (Starmania) / Nadia Bel & Sophie Tremblay
9.    Contre ceux d'en haut (Le roi soleil) / Cyril Niccolai
10.  Tant qu'on rêve encore(Le roi soleil) / Whole cast
11.  Florence (Notre Dame de Paris) / Robert Marien & Richard Charest
12.  Vivre (Notre Dame de Paris) / Nadia Bel
13.  Danse mon Esmeralda  (Notre Dame de Paris) / Matt Laurent

Acte 2

14.   The Phantom of the Opera (The Phantom of the Opera) / Robert Marien & Sophie Tremblay
15.   Music of the Night (The Phantom of the Opera) /  Robert Marien
16.   All I ask of you (The Phantom of the Opera) / Sophie Tremblay & Japanese guest(鈴木綜馬(17日)、今井清隆(18日)、山本耕史(19日))
17.   All for one (Les Trois Mousquetaires) / Cyril Niccolai, Matt Laurent & Richard Charest
18.   Le plus beau et le plus triste paysage du monde (Le Petit Prince) / Matt Laurent
19.   Vitalie (Rimbaud Spectacle Musical) / Richard Charest & Matt Laurent
20.   La peine maximum (Les Dix Commandements) / Cyril Niccolai & Nadia Bel
21.   Hymne à l'amour / 鈴木綜馬(17日)、I am what I am (La Cage aux Folles) / 今井清隆(18日)、L'assasymphonie (Mozart, l'opéra rock) / 山本耕史(19日)
22.  On my own (Les Misérables) / Sophie Tremblay
23.  Bring him home (Les Misérables)(17日)、"Valjean's Soliloquy" / "What Have I Done?" (Les Misérables)(18日、19日)/ Robert Marien
24.  One day more / Whole cast

Bis 
Superstar (Jesus Christ Superstar)
Le temps des cathédrales  (Notre Dame de Paris)
Les Rois du monde (Roméo et Juliette) (19日のみ)

ではちょっと詳細に。

① いろいろ紹介しよう、という意図からか全体的に選曲に統一感がなかった。

若干繰り返しになってしまいますが、、、一応、数曲ごとにテーマがあって、そのテーマに沿って曲が選ばれていた設定だった気がしますが、その選択方法も無理矢理感が結構あり、聴いていてちぐはぐ感が否めませんでした(いろいろな作品から曲をつぎはぎして、無理やりストーリーを作り出して、劇っぽく話を進める設定は個人的にはあまり必要ないのではと思いました。作品ごとに普通にコンサート、として曲を紹介してったほうが良かった気がした。。。)。

さらに、JCSや三銃士はここに敢えて入れる必要があったのだろうか?と正直思いました。(JCSはシリルが最近舞台に出てたということもあるし、ノリも良いから選ばれたのだと思いますが、三銃士は特にここでねじ込む楽曲ではない気がしました。いい曲ではあったけど。)

② フランスを舞台にしたミュージカルから、ということでレミゼやオペラ座の怪人が披露されたが、これらによって「フレンチミュージカルの楽曲」の良さを堪能するというコンセプトが薄れた気がした。

第二部は、やはり客を呼ぶためか、知名度の高いレミゼやオペラ座の怪人からたくさん選曲されていましたが、これらの曲について、ロベールさんの歌唱力は圧倒されるものがあったものの、特にオペラ座の怪人については、このコンサートで敢えて演奏する必要があったのだろうか、と疑問に思いました。それだったら、もうちょっと、知名度はこれらのミュージカルよりも低いかもしれないけれど、美しいフランス語の楽曲(Starmania のSOS d'un terrien en détresse)とかを演奏しても良かったんじゃ?という気がします。。。この曲は私も全然知らなかったけれど、初めて聴いたときほんとに感動したので。。。

③ 選曲がマイナー曲が多かった気がした。
皆さんが知らない曲を紹介する、という意味合いもあったのかもしれませんが、太陽王や十戒からのナンバーが、そこを選んじゃうか?といった楽曲だったような気がします。

④ 歌手たちの年齢や音域等に相応しい選曲とは言い難いものがあった。

これは、出ている人たちが限られているから仕方ないというのはもちろんあるのですが(今回の来日メンバーはさすがにみんな「すごく若い」とは言えないメンバーたちなので。。。苦笑)、フランス本国で10代や20代前半のピチピチの歌手たちが歌う曲を彼らに歌わせたのは、果たしてどうだったんだろう。。。と思うところもありました。特に、リシャールの、Place je passe。ファンだけど、吹きました笑。あれはあれで、新鮮なリシャールではありましたが、個人的には彼には、今の彼にしか歌えない大人な楽曲を歌って欲しかったです。リシャールに限らず、やっぱり持ち歌でない曲はどの歌手も、なんとなーく微妙でした。。。

個人的に1番残念だったのは、NDPナンバーの中のグランゴワール必須ナンバーであるLune、フロロのJe t'aime! が印象的なVisite de Frollo à EsmeraldaからUn matin tu dansais というメドレー、Les oiseaux qu'on met en cageやMa maison, c'est ta maison等の美しいデュエット曲がカットされたこと。

これは、私がNDPが好きということで贔屓目で見てしまっている部分もあるのですが、それでも、Luneがないことやフロロのソロナンバーをわざわざ日本に来てくれたロベールさんに歌ってもらわないというのは非常にもったいない気がしました。ロミジュリも、AimerとLes Rois du mondeというのはまあ、定番で外れがないという意味ではいいのですが、もっと他の曲が入ってもよかった気がします。

あと、今回、パンフレットに楽曲の説明等はわりと丁寧に書いてありましたが、舞台上では字幕等もなく、MCでも説明は最低限だったので、ミュージカルに馴染みがない&フランス語がよくわからない観客にとっては、ちょっとフランス語の楽曲については、その世界に入り込むは難しかったのでは、という気がします。

今回、第一部はtheatricalな演出を狙ってか、やたら荘厳なナレーションが2、3曲の間に1度入っていましたが、飾り立てた言葉が並んでいる割に、ミュージカルそのものの説明にはあまりなっておらず、、、(すみません。でも、無理矢理つなげた感が否めなかった。。。)もうちょっと普通に説明して欲しかったなあと思ってしまいました。

MCもせっかくフランス語が話せるキャストたちがいるのに、フランス語は最小限で途中から英語になってしまったり(多分、通訳の人がフランス語の通訳ではなく英語の通訳だったからだと思われる。。。)、第2部のMCはほぼすべてマットがトークをしていたので、もっとそれぞれの歌手がそれぞれ演じた役の思い出等を話せたら、よりそれぞれのキャラクターを知ることができて良かったのではないかと思いました。(去年行ったウィーンコンはちゃんとこういう時間があったのでちょっと残念だった。)

ダラダラと不満を書いてしまいましたが、、、これらの不満を差し引いても、やっぱり日本でフレンチミューガラコンが実現したのは、望外の喜びであることには間違いありません。。。オーブの方々にとっても初めての試みということで様々なご苦労があったでしょうし(観客動員数とかのプレッシャーも相当あったのではないでしょうか。)。

さらりと観客も盛り上がってた、と書いてしまいましたが、最終日のアンコールのLes Rois du monde の盛り上がり等は客と歌手が一体感があって、ほんとにすごくよかったです。

以上、とりあえず、全体の感想でした。
次回、曲それぞれの感想を書いて行こうと思います。

2014年10月25日土曜日

French Musical Concert @ Theatre Orb, Tokyo - Set List

さて、長らくブログを更新しておりませんでしたが、先日10月17日、18日、19日にFrench Musical Concertが渋谷のTheatre Orbで行われました。あの懐かしのシアターオーブ^^

チケットを入手したのは数ヶ月も前なので、すごい先と思いきや、気づくとガラコンの日になっていました(いつもこう苦笑。)。

ヒカリエに貼り出されていたポスター。
公演後に写真を撮ったら何だかしみじみしてしまった。

今回のガラコンは、Notre Dame de ParisやRoméo et Juliette等フランス語で歌われるということで非常にワクワク。なにせ、リシャールのフラ語のカテドラルをフルでこんなにも早く聞けるとは思っていなかったので、ワクワク感が半端ではありませんでした。

ケベコワ3人衆はいつものように3人で東京に到着。
いつ日本にくるのだろうと思ったら、リシャールの誕生日である14日に来日しました。
日本で彼の誕生日をお祝いできるなんて、とてもうれしかったです。

さて、ガラコンの感想ですが、良かった点と悪かった点それぞれやはりある気がします。
とりあえずSet Listだけ載せておきます。感想はまた後ほど。。。

ですが、今回のガラコン、2013年にソウルのセジョン・センターで行われたガラコンとメンバーや曲目が似ているので、そのときの映像をガラコンreliveがてら?載せておきます。
今回の来日メンバーであるMatt Laurentが出している映像なので、それぞれの歌手たち(Robert Marien, Matt Laurent, Richard Charet, Nadia Bel, Sophie Tremblay)のアップ映像などが観れます。今回、コンサート中はもちろんですが、アンコールも撮影、録音は禁止だったので、この映像かなり貴重だと思います。

French Musical Gala Concert Promo video



会場内のポスター。
奇麗な絵ですが、所謂フレンチ感みたいな絵なのが笑える。
Acte 1 

1.    Ouverture - Le temps des cathédrales (Notre Dame de Paris)  / Richard Charest
2.    Belle (Notre Dame de Paris) / Robert Marien, Matt Laurent & Cyril Niccolai
3.    Bohémienne (Notre Dame de Paris) / Nadia Bel
4.    Les Rois du monde (Roméo et Juliette) / Cyril Niccolai, Matt Laurent & Richard Charest
5.    Aimer (Roméo et Juliette) / Cyril Niccolai & Sophie Tremblay
6.    Place je passe (Mozart, l'opéra rock) / Richard Charest
7.    Les femmes (Don Juan) / Robert Marien, Nadia Bel & Sophie Tremblay
8.    Le monde est stone (Starmania) / Nadia Bel & Sophie Tremblay
9.    Contre ceux d'en haut (Le roi soleil) / Cyril Niccolai
10.  Tant qu'on rêve encore(Le roi soleil) / Whole cast
11.  Florence (Notre Dame de Paris) / Robert Marien & Richard Charest
12.  Vivre (Notre Dame de Paris) / Nadia Bel
13.  Danse mon Esmeralda  (Notre Dame de Paris) / Matt Laurent

Acte 2

14.   The Phantom of the Opera (The Phantom of the Opera) / Robert Marien & Sophie Tremblay
15.   Music of the Night (The Phantom of the Opera) /  Robert Marien
16.   All I ask of you (The Phantom of the Opera) / Sophie Tremblay & Japanese guest(鈴木綜馬(17日)、今井清隆(18日)、山本耕史(19日))
17.   All for one (Les Trois Mousquetaires) / Cyril Niccolai, Matt Laurent & Richard Charest
18.   Le plus beau et le plus triste paysage du monde (Le Petit Prince) / Matt Laurent
19.   Vitalie (Rimbaud Spectacle Musical) / Richard Charest & Matt Laurent
20.   La peine maximum (Les Dix Commandements) / Cyril Niccolai & Nadia Bel
21.   Hymne à l'amour / 鈴木綜馬(17日)、I am what I am (La Cage aux Folles) / 今井清隆(18日)、L'assasymphonie (Mozart, l'opéra rock) / 山本耕史(19日)
22.  On my own (Les Misérables) / Sophie Tremblay
23.  Bring him home (Les Misérables)(17日)、"Valjean's Soliloquy" / "What Have I Done?" (Les Misérables)(18日、19日)/ Robert Marien
24.  One day more / Whole cast

Bis 
Superstar (Jesus Christ Superstar)
Le temps des cathédrales  (Notre Dame de Paris)


2014年9月6日土曜日

1789 Les Amants de la Bastille バスティーユの恋人たち 〜CD、DVD情報〜

恐らく、宝塚の公演が始まる前に予習をしようという宝塚のファンの方がいらっしゃると思うので、CDとDVD情報をまとめておきます(既にもう注文済みかもしれませんが…(汗)。)。でも一応、注意事項、というか「?」となる部分があると思うので、その補足情報も載せます。

CD
3種類あります。が、個人的にはSaison 1のコンプリート版が一番いいのではないかと思います。宝塚版がSaison 1(2012年)とSaison 2(2013年)のどちらのバージョンで上演するのかわかりませんが、実は、1と2でフィナーレが違っていたり(!)、新曲が増えていたり逆になくなってしまった曲があったりかなり改変があります。また、このミュージカル、実は、初演の直前に主役の人が変わった関係で、コンセプト版とコンプリート版で同じ役でも違う人が歌っているという不思議なことが起きています。。。というわけでちょっとご注意を。

■コンセプト版
Amazon
http://www.amazon.co.jp/dp/B007EED69C
HMV
http://www.hmv.co.jp/artist_Original-Cast_000000000001592/item_1789-Les-Amants-De-La-Bastille_5002269

この時点(プロモーション時点)で、主役のロナンは、Mathieu Carnot(最終的にはラザール役に役替え)が演じることになっていたため、ロナンの曲は全てマチューが歌っています。また、1曲ミュージカルには採用されなかった曲もこのCDには入っています。また、こちらはコンセプト版なので、当然ながら全部の曲を網羅していません。(括弧内は宝塚版のタイトル)

<収録曲>
1. Pour la peine(悲しみの報い)
2. Hey ha(デムーランの演説)
3. Je veux le monde(世界を我らに)
4. Ca ira mon amour(サ・イラ・モナムール)
5. Le temps s'en va*
6. Fixe
7. Je mise tout(全てを賭けて)
8. La sentence(許されぬ愛)
9. Maniaque**(耐えてみせる)
10. La rue nous appartient
11. A quoi tu danses ? (誰の為に踊らされているのか?)
12. La nuit m'appelle(夜のプリンセス)
13. Le cri de ma naissance(叫ぶ声)
14. Ca ira mon amour - Rod Janois(アコースティック・バージョン)

*この曲は、実際のミュージカルでは採用されていません。コンプリート版に入っている"Tomber dans ses yeux"が当初はこの曲の予定だったのかなと思います。というわけで、こちら幻の1曲です。

**この曲は、実際に舞台で歌われた歌詞とはかなり違う歌詞で入っています。舞台では、ラザールとロナンが交互に歌うバトル曲のような形になっていますが、こちらでは、ロナン(しかも歌っているのはマチュー)のみが、自身の置かれた立場について歌っています。ちなみに、この曲、コンプリート版でもなぜかこのままマチュー版が採用されています=実際に舞台で歌われたバージョンはどのCDにも収録されていません(爆)。恐らく、Louis Delortに主役が決定したのが直前過ぎて、レコーディングが間に合わなかったのだと思われます。。。

■コンプリート版(Saison 1)
Amazon
http://www.amazon.co.jp/dp/B00AKGA0AO

2枚組のシーズン1のコンプリート版です。私もこちらのCDを持っています。アレンジ等がちょこちょこ違っていることもありますが、基本的には全ての曲を網羅しています。一部ボーナストラックのような形でミュージカルでは使用されていない曲も入っています。また上記の通り、Maniaqueは舞台とは全く違った曲のまま収録されています。以下にメインで歌う役と歌手も載せておきました。

<収録曲>

Disc 1

1. Prélude
2. Le cri de ma naissance (Solène/ Nathalia) 【叫ぶ声】
3. Je mise tout (Marie-Antoinette / Roxane Le Texier) 【全てを賭けて】
4. Au palais royal / les prostituées (Danton / David Ban) 【パレ・ロワイヤル】
5. La nuit m'appelle (Solène / Nathalia) 【夜のプリンセス】
6. Tomber dans ses yeux  (Ronan & Olympe / Louis Delort & Camille Lou) 【二度と消せない】
7. Maniaque (Ronan & Lazare / Louis Delort & Matthieu Carnot) 【耐えてみせる】
8. La sentence (Olympe / Camille Lou) 【許されぬ愛】
9. Hey ha  (Robespierre / Sébastien Agius) 【デムーランの演説】
10. La guerre pour se plaire / le dauphin (Ronan & Olympe / Louis Delort & Camille Lou) 【この愛の先に / 王太子の死】
11. La rue nous appartient (Desmoulins & Ronan / Rod Janois & Louis Delort)

Disc 2

1. A quoi tu danses? (Robespierre / Sébastien Agius) 【誰の為に踊らされているのか?】
2. Je suis un dieu / le cauchemard (Ramard / Yamin Dib) 【私は神だ】
3. Je veux le monde  (Solène/ Nathalia) 【世界を我らに】
4. Ca ira mon amour (Desmoulins / Rod Janois) 【サ・イラ・モナムール】
5. Nous ne sommes (Lazare / Matthieu Carnot) 【国王陛下の名の下に】
6. Je vous rends mon âme (Marie-Antoinette / Roxane Le Texier) 【神様の裁き】
7. Sur ma peau  (Ronan / Louis Delort) 【肌に刻み込まれたもの】
8. La prise de la bastille
9. Fixe / les droits de l'homme (Desmoulins / Rod Janois)
10. Pour la peine (Toute l'équipe) 【悲しみの報い】
11. Ca ira mon amour - Rod Janois *(アコースティック・バージョン)
12. Je veux le monde - Nathalia* (アコースティック・バージョン)
13. Pour un nouveau monde* (Charlotte役の子役)【三部会】
14. Filles et femmes à la fois* (Olympe, Marie-Antoinette & Solène / Camille Lou, Roxane Le Texier & Nathalia)
15. Allez viens (c'est bientôt la fin)* (Ronan, Desmoulins, Robbespieere & Danton)

*ボーナス曲。実際には舞台では使用されていない曲です。ただし、Ca ira mon amourは、カーテンコールでロッドがギターを弾いてみんなでアコースティックバージョンを観客と一緒に歌うときもありました。


■コンプリート版(Saison 2)
Amazon
http://www.amazon.co.jp/dp/B00FJAKUC4
HMV
http://www.hmv.co.jp/artist_Musical_000000000230892/item_1789-Les-Amants-De-La-Bastille-Digi_5586776


シーズン2になって、2曲新曲が加わりました(テーマカラーも一新されてなぜかブルーに。)。また、シーズン2でミュージカル上では使用されなくなった曲についても収録はされています。シーズン2になり、Solène役がCaroline Roseという歌手に変更になりましたが、CDはNathaliaのままです。

<収録曲>

Disc 1

1. Prélude
2. Le cri de ma naissance (Solène / Nathalia)
3. Je mise tout (Marie-Antoinette / Roxane Le Texier)
4. Au palais royal / les prostituées (Danton / David Ban)
5. La nuit m'appelle (Solène/ Nathalia)
6. Tomber dans ses yeux  (Ronan & Olympe / Louis Delort & Camille Lou)
7. Maniaque (Ronan & Lazare / Louis Delort & Matthieu Carnot)
8. La sentence (Olympe / Camille Lou)*
9. Hey ha  (Robespierre / Sébastien Agius)
10. Pic & Pic (Ronan, Desmoulins, Robbespieere & Danton)**【自由と平等】
11. La guerre pour se plaire / le dauphin (Ronan & Olympe / Louis Delort & Camille Lou)
12. La rue nous appartient (Desmoulins & Ronan / Rod Janois & Louis Delort)

Disc 2

1. A quoi tu danses ? (Robespierre / Sébastien Agius)
2. Je suis un dieu / le cauchemard (Ramard / Yamin Dib)*
3. Je veux le monde  (Solène/ Nathalia)
4. Ca ira mon amour (Desmoulins / Rod Janois)
5. Nous ne sommes (Lazare / Matthieu Carnot)
6. Je vous rends mon âme (Marie-Antoinette / Roxane Le Texier)
7. Les mots que l'on ne dit pas (Olympe / Camille Lou)**【声なき言葉】
8. Sur ma peau  (Ronan / Louis Delort)
9. La prise de la bastille
10. Fixe / les droits de l'homme (Desmoulins / Rod Janois)
11. Pour la peine (Toute l'équipe)
12. Ca ira mon amour*** - Rod Janois (アコースティック・バージョン)
13. Je veux le monde*** - Nathalia (アコースティック・バージョン)
14. Pour un nouveau monde*** (Charlotte役の子役)
15. Filles et femmes à la fois***(Olympe, Marie-Antoinette & Solène / Camille Lou, Roxane Le Texier & Nathalia)
16. Allez viens (c'est bientôt la fin) ***(Ronan, Desmoulins, Robbespieere & Danton)

*シーズン2で削除された曲。
**シーズン2で追加された曲。
*** ボーナストラック(シーズン1と同じ)

DVD

Saison1の舞台を収録したもの。Discは2枚入りで、1が舞台映像。2がインタビュー等の特典映像です(ただし、音声はどちらも当然フランス語のみ。2は字幕も出ません(爆)が、舞台セットがどうやってできていくか等、映像を見ているだけで楽しい部分もあります。そして、爆発事故で亡くなってしまったスタッフのマルキュスさんの映像も見ることができます。)。

現在Amazon co.jpでは品切れのようですが…。↓DVDは、フランスと日本は同じリージョンコード(BluRayは違うらしい。。。知らなかった汗)なので、パソコンでは少なくとも問題なく視聴できると思います。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00ED1ZYM6


Amazon.frでは2014年9月6日現在、10ユーロほどに値下がりしてます。送料がかかりますが、確実に買えます。
http://www.amazon.fr/dp/B00ED1ZYM6
購入方法(他にもあるとは思いますが。)→ http://www.fsjouy.com/page/12

字幕は、フランス語(耳が不自由な方用)のみメニューから選択して見ることができます。ただし、実際に話されていることと字幕は完全には一致していません(でも、言っていることの重要な点はもちろん押さえて文字起こしされているとは思います。)。


以上、プチCD&DVD情報でした。

→次回こそ、あらすじ書きます(汗)。

2014年9月4日木曜日

Dove Attia & Albert Cohen interview 〜1789 バスティーユの恋人たち プロデューサー・インタビュー〜

フランス語にはなってしまいますが、1789 Les Amants de la Bastilleのプロデューサーである(Les Dix Commandements(十戒)、Autant en emporte le vent(風と共に去りぬ)、Le Roi Soleil(太陽王 ~ル・ロワ・ソレイユ~)Mozart, l'opéra rock(ロックオペラ モーツァルト)等のプロデューサーデュオでもあります。)Dove Attia(ドーヴ・アチア)さんとAlbert Cohen(アルベール・コーエン)さんのインタビュークリップ。

上記のミュージカル等について、二人が回想しています。プロデューサー自身が作品について語っているという非常に興味深いインタビューです。

*2015年4月26日 追記*
ネイティブ・チェックを受けていないので、中途半端で恐縮ですが、1789のインタビューにつき大意を和訳しました。

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Q1:革命をテーマに選んだ理由は?

A1:理由なんかない。本能がそう言ったんだ。革命を題材に選んだとき世界ではどこにも革命なんて起きていなかったんだけれど、面白いことに僕らが時代の流れを読んでいたのか、革命を題材に選んだ6ヶ月後かあるいは1年後、様々な国に「革命」が広がっていったんだ(*註:Fixeの註部分でも書きましたが、恐らく「アラブの春」等のことを言っているのだと思います。)。ひょっとすると僕たちのせいかもしれないね(笑)今でも「革命」の機運はあると思う。

Q2:革命で登場する人物で一番重要だと思うのは?
A1:残酷な部分、たとえばロベスピエールの負の部分を(ミュージカルで)扱わなかったからことから言っても、僕はもっと感受性が豊かだったカミーユ・デムーランを選ぶかな。彼は、ロマンに溢れた革命家だったからね。彼は、革命に対するすばらしい考え、美しい革命へのヴィジョンを持っていたと思う。ほかの仲間たちは完全に血気盛んで次から次へとお互い殺し合うようなことになったけれど。*

*最後はちょっと自信ないですが、とりあえず、デムーランは恐怖政治で中心的な役割を果たしたロベスピエールやその仲間たちとは一線を画した主張をしていたので(故に最後は恐怖政治の犠牲者となるわけですが。)、アチアさんはそのことを「ロマンティック」と表現しているのだと思います。)。

革命で重要な年は1789年だ。なぜなら1789年は革命の(歴史の)中で最もロマンティックな部分だからだ。だから僕らはそこで、人権宣言のところでストーリーを終わりにしたんだ。89年以後の出来事というのは理想や考えに溢れていた89年の出来事と比べると国を変えてしまうといったほどではなかった。だからそれほど僕らの心を動かさないと思ったし、恐らく必要ないと思ったんだ。*

*ここもちょっと最後が聞き取れないのですが(汗)、とりあえず、ここでもやはり2人が革命を描くに当たって重要だったのは、「ロマンティック」、あるいは人々の力により旧態依然の考えが打倒され、根本的に新しい「考え」の時代が始まった、ということだったのだと思います。したがって、自分の意見に反対するやつはとにかく処刑だ、と次々と断頭台に送った恐怖政治時代の部分(ある意味無益に人が次々と殺された部分)は入れたくなかったということのようです(この辺りは以前フラ語ネイティブにざっくり聞いたのでたぶん合ってると思います。)。

次の質問はねたバレですが。。。

Q3:なぜあのような最後にしたのか?
A3:あれはとっても象徴的なものなんだよ。つまり、、、なぜロナンが死ぬという設定にしたのか? それは、我々が手に入れたものというのは進歩、、、人権宣言や自由人類にとってのあらゆる進歩だったからなんだ。すべての進歩は犠牲という代償が伴う。つまり、これは、何かしなければ何も得られないという非常にテーマ的ですごく強力な神話のようなものなんだ。これはキリストが人類の進歩と引換えに自らの命を捧げた神話と同じようなものだと思う。だからロナンの死というのは、(キリストの神話のように)人類の進歩のための犠牲の象徴ということなんだ。この終わり方があまり好きでない人もいることはわかっているけれど、でもそれが人生というものだと思う。誰しもいつか来るべき日に天に召されることになるのだから。

というわけで、大きな進歩のための「犠牲」「代償」ということはやはり2人にとって非常に重要なテーマだったようです。

残りの質問はDVDのことや3D撮影、なぜCDに収録されてるのに使われなかった歌があるのか等あまり重要でない質問だったので省きました。

ちなみに主人公二人の名前はどこからきたのか?という質問もありますが、あんまり深く考えず決めた模様(笑)。

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Episode 1 - L'HISTOIRE
http://youtu.be/5E4KTkEf56M

Episode 2 - LA COMEDIE MUSICALE
http://youtu.be/30d1wAJEzVI

Episode 3 - LES ARTISTES
http://youtu.be/cuojHurlaOY

Episode 4 - MOZART ET LE ROI SOLEIL
http://youtu.be/eb7w4vUmmm4

Episode 5 - 1789 LES AMANTS DE LA BASTILLE
http://youtu.be/9cPKuI-aWIM

Episode 6 - LE "REST OF"
http://youtu.be/8VTGlsKW5k8




2014年8月31日日曜日

1789 Les Amants de la Bastille ~1789 バスティーユの恋人たち 登場人物紹介~

さて、ストーリーに入る前にやはり登場人物の紹介をしていこうと思います。
フレンチミュージカルの場合、基本的には、歌手、ダンサーという構成ですが、このミュージカルには俳優(comedien / comedienne)=歌を歌わない人も登場します。

まずは歌手から。役と役者名を載せています。説明書きは、ミュージカルのパンフやWikiを参考にしています。登場人物は架空の人物と実在の人物が半々くらいです。

Ronan Mazurier (ロナン・マズリエ)(Louis Delort)

農民、後に若き革命家となる。父を兵士に殺され、その復讐を心に誓い、パリに上京する。そこで、デムーラン、ダントン、ロベスピエールらの革命家たちと出会い、自身も「新しい考え」に目覚めていき、革命へと身を投じる。その中で、マリー・アントワネットの子どもの家庭教師をしていたオランプと恋に落ちる。

Olympe du Puget(オランプ)(Camille Lou)
※du Pugetと付いているのは、プジェ家のオランプということだと思います。

マリー・アントワネットの子どもの家庭教師(でも、マリー・アントワネットの侍女のような役も担っているように舞台では見えました。)。父は、バスティーユ監獄の看守(パンフには、lieutenantと載っているので、軍人の可能性もありますが、舞台を見た感じでは、看守か所長のように見えました。)。主君であるマリー・アントワネットに献身的に尽くす。パレ・ロワイヤルで偶然出会ったロナンと恋に落ちるが、自らと正反対の世界に生きるロナンとの愛に苦悩する。



Camille Desmoulins(カミーユ・デムーラン。Wikiはこちら)(Rod Janois)

実在のフランス革命で重要な役割を果たしたダントン派のジャーナリスト。1789年7月にPalais Royal の一角にあるCafe du Foyのテーブルの上に乗り、民衆に向かって「武器を取れ!(Aux armes!)」と民衆に決起を促したことでも有名(→ミュージカル中にこの場面を再現したシーンが出てきます。)。ミュージカルでは、ロナンをほかの革命家に紹介する、という役回りになっています。また、ジャーナリストという役回りからか、ミュージカル全体を通して、何となく語り部っぽい役割を与えられているような役のような気もします。ミュージカルには出てきませんが、彼は、ロベスピエールの恐怖政治に対抗すべくダントンと共にキャンペーンを展開するも最終的には処刑される、という悲しい運命を辿った人です。

Aux armes!と民衆に決起を促すデムーラン。
Marie-Antoinette(マリー・アントワネット)(Roxane Le Texier)

説明するまでもないですが、ルイ16世の王妃。ミュージカルでは、彼女とフェルゼンとの逢引きをオランプが手助けしたことが発端で、ロナンとオランプが出会ったというストーリーになっています。民衆の怒りなど無頓着で豪奢な生活を送るシーンが冒頭に出てきますが、その一方で息子であるルイ=ジョゼフ・ド・フランスの死を嘆く母としての姿も描かれます。そして、彼女の凋落、神に自身の人生への後悔や懺悔の念を吐露する最期も描かれます。なので、そういう意味では、単に贅沢三昧の王妃といっただけでなく、ちょっと救いようがある感じに描いている、と言えるかもしれません。

フェルゼンと密会中。アントワネットはもっと素敵な衣装を着ているのですが、ちょっとその写真が手元にありませんでした。。。
Maximilien Robespierre(マクシミリアン・ロベスピエール)(Sebastien Agius)

こちらは、世界史等でもお馴染みの有名なフランス革命の指導者の一人(Wikiはこちら)。ミュージカルはバスティーユ監獄の襲撃でフィナーレを迎えるので、彼のその後の恐怖政治は描かれません。というわけで、ミュージカル中では結構いい人、というかハートが熱い革命家という感じで描かれています。そんなわけで、その後の歴史を知っていると、若干違和感があるというか、ちょっと変な感じに思えます。

情熱的なロベスピエール。衣装も真っ赤。
Solène(ソレンヌ)(Nathalia→Caroline Rose)

ロナンの妹(姉の可能性もあり。)。父の死後、兄に捨てられ、パリのパレロワイヤル付近で娼婦として生計を立てている。他の女性を率いてヴェルサイユへと向かう。彼女の衣装は実はドレスの片側の袖が男性の服(将校の制服のように見える)のようになっていたり、自立した意志の強い女性として描かれています。



Lazare, comte de Peyrol (ラザール(ペロール伯爵))(Matthieu Carnot)

将校。ミュージカルの中では旧体制側の代表として、王や王家に忠実な人間として描かれています。というわけで、若干サディスティックな感じ?笑。ロナンにとっては、父を殺した敵に当たる人物。劇中も囚われの身となったロナンがラザールと激しく言い争う歌が登場します。要するに、劇中の中での悪役No1(笑)の役どころですね。

完全にいっちゃってます笑。
Georges-Jacques Danton(ジョルジュ=ジャック・ダントン)(David Ban)

こちらも世界史でお馴染みの革命指導者の一人(Wikiはこちら)。ですが、ミュージカルでは、部類の女好き、で実におおらかな人物として描かれています笑。こう言ってしまうと実にちゃらい感じですが、その一方で革命家の間で意見の対立が起きたときに、「喧嘩はやめろよ!」と言う器の大きさも併せ持った人物として描かれています。

この写真は最後の場面なので、真面目モードのダントン笑。

Auguste Ramard(オーギュスト・ラマー)(Yamin Dib→ Willy Rovelli)

ルイ16世の弟であるアルトワ伯爵の血も涙もない手下。フェルゼンと王妃との逢引きの場に出くわし(オランプの計らいで2人の逢引きであることはばれずに済んだ)、それをネタに、あわよくば、とオランプを自分のものにしようと彼女に執拗に言い寄る。彼女と恋仲にあるロナンに激しい嫉妬を抱き、彼を亡き者にしようとする…。彼は、劇中1曲だけ歌を歌いますが、基本的にはセリフというか、劇中のコミカルな場面を盛り上げる役です。オランプへの偏愛も、基本的にはコミカルに描かれていて笑えます。女装したり、とにかく面白い人です。

嫌がるオランプを無理やり誘おうとする笑。
Charlotte(シャーロット)(子役の子達)

「l'enfant du Palais Royal(パレ・ロワイヤルの子ども)」。王家側、革命家側どちらの情報にも精通している少女。ロナンとオランプに情報を提供し、彼らの秘密の恋を応援する。ちょっと小生意気な感じがかわいい役どころです。

真ん中がシャーロット
ここから歌は歌わない俳優(comedien / comedienne)たち。脇キャラも含みます。俳優陣たちは、いくつかの小さな役も兼任で演じていました。
   
Louis XVI(ルイ16世)(Philippe Escande) 
ミュージカルでは、ルイ16世は、完全に子どもっぽい何もわかってないおバカな王様として描かれています。。。というわけで完全にお笑い要員(爆)です。 

Comte d'Artois(アルトワ伯爵)(Cyril Romoli)
ルイ16世の弟。優柔不断&政治に無関心な兄であるルイ16世に何かと進言する。ミュージカル内では、陰で兄を操ろうとする結構腹黒い役回りです笑。手下であるラマーとの軽妙なやりとりも見どころの一つです。

Gabrielle de Polignac(ポリニャック伯爵夫人)(Tatiana Matre)
マリー・アントワネットの取り巻き。

Père d'Olympe(オランプの父)(Philippe Escande)
自分がついた嘘が元で、牢獄に閉じ込められたロナンを救い出すため、オランプは牢獄の鍵を持つ父をたぶらかし(笑)、ロナンを救い出そうとします。

Tournemain / Loisel (トゥルヌマン、ロワゼル)(Michael Feigenbaum→Valentin Vossenat/ Olivier Mathieu)
ラマールのおバカな手下たち(笑)。コミカルな演技で笑わせてくれるのですが、彼らはセリフというより超絶なボディーパーカッション等を披露して、笑いをとっていました。

Jacques Necker(ジャック・ネッケル→Wiki こちら)(Guillaume Delvingt)
財務長官。ルイ16世に罷免される。この事件が、デムーランの演説にもつながっていく。
 
Père de Ronan et Solène(ロナンとソレンヌの父)(Guillaume Delvingt)
冒頭、ロナンの目の前でラザールに殺されます。

Axel de Fersen(アクセル・ドゥ・フェルゼン)
アントワネットの恋人。2人の逢引きが出会うはずのなかったロナンとオランプを引き合わせ、禁断の恋へと向かわせます(→こう書くと本当にベタ。。。)

dauphin du roi (ルイ=ジョゼフ・ド・フランス)(シャーロットを演じた女の子が男装(笑))
ルイ16世とマリー・アントワネットの間に生まれた長男。7歳半で夭折する。ロナンとオランプは彼の葬式で再会する(→なんかフレンチ的展開(笑)。)。
 
Honoré-Gabriel Riqueti de Mirabeau(ミラボー) (Guillaume Delvingt)

というわけで、王家、革命家、双方の人物が出てきて、絶妙に絡み合う物語になっています。
そして、あとは、華麗なるダンスを踊るダンサーたちが、登場します。 

あらすじ①はこちらです。

2014年8月30日土曜日

1789 Les Amants de la Bastille 〜1789 バスティーユの恋人たち〜 祝 宝塚上演!

おー、ついに1789を日本語で紹介する日がやってきた!

宝塚の月組で2015年4月24日から上演決定〜!(東京は2015年6月19日から。)
http://kageki.hankyu.co.jp/news/detail/9caf7db52df7c0f1e16008f6694ca457.html

タイトルはとっても無難に、そのままバスティーユの恋人たちとなっていた笑。
何はともあれ楽しみです。

私フランスにこのミュージカルを見に行くとき、タイトルがフランス語で読めず「イチナナハチキュウ」と日本語読みしていたのですが(いや、今でもそうなんだけど苦笑)フランス語ではミルセットゥソン・キャトルヴァンヌフ、とやったら長い感じになります。(直訳だと1700、89という意味。)。そして副題は、レザマン・ドゥ・ラ・バスティーユ。2つ合わせると実は、超言いにくい。。。

という愚痴はおいておいて、フランス人にとってはおなじみの革命の年がタイトルになっているわけです。そして、副題がダイレクトに示している通り、革命を通じて出会ってしまった男女の身分違いの悲恋物語です(といっても出会い自体は結構コミカルな感じなのですが。。。)。と書くと、超ベタなラブストーリーに聞こえるかと思いますが、、、実際、、、期待をいろいろな意味で裏切りません(爆)。まさに王道のラブストーリーです。

登場人物についてはこちらにまとめました。

実際見に行ったときのカーテンコールのときの写真。
撮影は、可かどうかは確認は取っていませんが、とりあえず
この会場については放任でした苦笑。。。

もちろん、二人のラブストーリーが物語の主軸なわけですが、最初は、ごく普通のpaysan(農民)に過ぎなかった若者が、父を体制側の将校に殺され、運命が暗転し、パリに出て、デムーラン、ダントン、ロベスピエールといった革命家たちと出会い、その中で自身も革命に身を投じ、成長していく姿も見所の一つです。

また、革命の中の女性たちも見所の一つです。とりわけ、主人公の少年の妹(もしくは姉)は父を失った後、娼婦をして生計を立てているという設定ですが(下記、Je veux le mondeを参照。こういうところが非常にフランスっぽいですよね。)、彼女たちは実に「強い」です。娼婦も、職業としては、忌み嫌われるというか、もちろん大きな声で言えるような仕事ではなかったと思うのですが、その自立した生き方、強い意志、生きてやるんだ、という気概が全面的に出ていて、興味深かったです。

そして、革命に目覚める者があれば、断頭台の露と消える者もいる、というのが革命モノの 黄金ルール笑。このミュージカルにも、民衆の不平不満など気にも掛けない豪華絢爛+浮世離れした宮廷の場面→マリーアントワネットのさよならシーンという一連の体制側の没落の様子も描かれます。特にマリーアントワネットがすべてを失い、旅立つシーンは、平家物語ではないですが、「盛者必衰の理をあらわす…」みたいな世界観が出ていて、これはこれで、ちょっと切ないものがありました。

実は、自分は、どちらかというと、この舞台は、ストーリーに惹かれたというよりは、演出や歌やダンスだったりに感嘆した記憶が多いのですが(苦笑)、フランス発の革命ミュージカル=本家が作った本家のストーリーということなわけで、フランス視点でフランス革命を考えるという意味では、結構おもしろい舞台かなあと思います。

また、主要な登場人物として登場するカミーユ・デムーランは、ダントン、ロベスピエールらと比べて日本ではあまり知られてない人物だと思うので、そういう人が出てくるのもフランス発っぽいかなと思ったりします。

フランスっぽい、という視点でいうと、ちょっとセクシー&デカダンスな詞が多いところも挙げられるでしょうか。フランスに見に行ったとき、見物客は、大半が若い子、家族連れだったのですが、詞や演出がちょっと大人向けだったので、個人的にびっくりしました。というか、やっぱりこういうのがフランスのカルチャーなのかなと思いました笑。あと、ダントン(あの世界史の教科書に出てくる人ですね。)が、すごい女好きという設定になっているところも、驚きでした。

というわけで、個人的に、こういう詞がどんな風に和訳されるのか結構気になったりします。。。

さて、せっかく日本上演が決まったので、長らく放置していた(足掛け2年放置してるね笑。)ので、あらすじやら人物紹介ができたらと思っています。(目指せ、上演までに終了(苦笑))。下記、歌詞についてちょっと書いていますが、私の誤った理解等もあるかもしれないので、あくまでご参考程度に考えていただけると幸いです。。。

まず、ミュージカルなので、メインとなるシングルカットされた曲たちから紹介を始めることにします。シングルカットをされているので、もちろんプロモ映像もあるのですが、舞台版の方が個人的に好みなので、そっちを載せておきます。

Ca ira mon amour 
(サイラ・モナムール)



ミュージカルが始まる前から流れていた1st singleの曲。
映像だけではあまりわからないと思いますが、この曲、詞が非常にアダルティーで、ドキリとしてしまうまさにおフランス度満載な曲です(笑)。ちなみに、黄色い服を着ているこの人が、カミーユ・デムーラン(by Rod Janois(ロッド・ジャノワ))。曲中、彼が羽ペンを走らせるシーンがあるのは、彼が、ジャーナリストだったから、だと思います。

Je veux le monde
(ジュ・ヴ・ル・モンド)


「私は世界が欲しいの」、という誠にあっぱれなタイトルの曲です。曲調や女性たちの雰囲気でもわかるかと思いますが、もう我慢ならないわ!!!とプッツン+さあ襲撃するわよ、みたいに息巻いている&ちょっとフェミニストな感じの歌です。

歌っているのは、主人公のロナンの妹(姉ではないはず。。。)のソレーヌ。彼女は、冒頭で父を失い、その後、パリに出てきてパレロワイヤル周辺で娼婦をして生計を立てているという設定です。実はこの曲の他に、La nuit m'appelle (ラ・ニュイ・マペル(夜が私を呼ぶの))というよりストレートに彼女の娼婦としての生活が語られている歌があるのですが、この歌も、娼婦という生き方をマイナスに捉えていない点が、フランスっぽいなあと思いました。

Pour la peine
(プーラ・ペン)


見てわかる通り、カーテンコール曲です。タイトルは、辞書で引くと骨折り、とか出てきちゃうのですが(笑)、革命で犠牲を払った人たちへの努力へのオマージュ曲です。詞もなかなか静かな祈りと希望を感じる素敵な曲です。

Sur ma peau 
(スール・マ・ポー)



タイトルは英語にするとOn my skin。この肌に、決意(約束)を刻みつけるんだ(→もちろんタトゥーとかそういう意味ではなく、比喩的にだとは思いますが。)、というサビが登場します。この曲は舞台1幕の最初の方と舞台2幕のかなり最後の方にrepriseとして登場する曲なのですが、若き革命家が父を殺された時&バスティーユ襲撃を前に、その決意(父の死に対する復讐あるいは、新しい時代を切り開いていくのだという意志)をビシっと語る曲です。

さて、ここからは私的、おススメ曲。

Je mise tout
(ジュ・ミス・トゥ)

はい。マリーアントワネット登場曲です^^このシーンは、やっぱり、この豪華かつアーティスティックな衣装や演出が見所ですが、この歌、ご想像の通り(笑)、もう退屈すぎちゃって、デカダンス〜みたいな、ザ・ステレオタイプなマリーアントワネットの曲です笑。でも、これくらいいっちゃってる感が個人的にはシーンとしては見ていて楽しかったです。タイトルのJe mise toutのmise(miser)は、賭けるという意味なので、おそらく、毎日がつまらないから何でも賭けちゃうの、という貴族のアンニュイ感が出ていることば、な気がします。

Nous ne sommes 
(ヌ・ヌ・ソンム)


こちらも、後ろで箱の上に載っているsoldatsの独創的な衣装&ヘアメイクかつ、どうやってるのかよくわからない斜め45度の静止ポーズ(笑。腹筋が最強なんでしょうか。)が印象的ですが、歌は、「絶対服従!」みたいなガチガチのソルジャー魂を歌っている歌、のはずです。歌っているマチュー・カルノーのいっちゃってる顔が個人的にツボです笑。
最後に派手な発砲シーンがあって、圧巻なのですが、これ、日本でもやるんだろうか??

A quoi tu danses 
(ア・クワ・チュ・ダンス)


さて、このシーン、恐らくミュージカルの中で最もポップ(ロック?)なシーンかつ詞がちょっと浮いているシーン(爆)だと思うのですが笑、ロベスピエールが超ロックに歌って踊るのが非常に新鮮です笑。時代物にこんな現代的な曲が合わせられるんだ、、、という驚きが自分の中ではありました。

詞は、私の理解が間違っていなければ(実はちょっと自信ない。。。)、革命前夜の時期なので、何もかもに閉塞感が溢れている中、踊っていると頭や体がシェイクされて、トランス状態になり、もはや何を踊っているのかすらわからなくなるということのはず、、、。ちょっとヤケクソ感が漂う歌なのかなと思っています笑→踊ってないとえってらんねーよ、みたいな笑。私の勝手なイメージでは若干幕末の「えーじゃないか」の踊りのテンションに近いものがあるのでは、と思います。あ、でも、革命家たちは、革命をあきらめてるわけではないですが。

このシーンの後半で全員でタップダンスのようなものを踊るのですが(なぜか、このシーンは「ハカ(マオリの伝統的な舞)」と呼ばれていました。まあ、確かにハカの要素はあるような気はしますが、ちょっと笑ってしまった。)、近くで見たときは結構圧巻でした。そして、ミュージカルをやっていた頃はファンによるこの踊りのコンテスト等も行われていました笑。

※以下、最後のフィナーレ部分ネタバレです。見たくない方は飛ばして下さい。※

Fixe
(フィクス)


別の記事でも、この歌のことについては書いたことがあるのですが、個人的には一番好きなシーンです。そして、一番、フランス革命っぽいシーンだと思います。バスティーユ襲撃→主人公の少年の悲劇的な死→駆け寄る少女→Fixeで観客に畳み掛ける、という展開が何度見ても感動的です(いや、やるせなさが半端ない、といった方が正確かもしれません。)。Fixeの歌詞も、こんな未来溢れる才能ある若者がなぜ死ななければならなかったのか、問いかける、といったような古い体制(アンシャンレジーム)への批判が含まれた歌詞になっているような気がします。と、同時に、人間の命、尊厳、といったことも想起させるような歌詞になっているように思います。

途中で、歌手やダンサーたちみんなが、人権宣言を読みながら会場の方々から出てきて舞台に上がって、最後みんなで大合唱で終わるのですが、この演出も個人的にすごく好きでした。私がパリで見たときはロベスピエールが私の真横を通ったw。というわけで、この演出がもし日本でも引き継がれたら、スター様が真横を通る、なんてこともあるのかもしれません。。。

他にも好きな曲や場面はいっぱいありますが、とりあえず、今回はこれだけ。
あらすじ①はこちらです。