Singapour, je t'aime... ~思い出の出待ち~
実は、シンガポール公演の自分の裏テーマが出待ちをして、リシャールにランボーについて聞いてみるということでした(爆)。(第一の目的は、日本で達成できなかった最前列での鑑賞。)
ダンサーのアントニー、エリシア、マット。 みんなの優しさが忘れられません…。 本当にありがとう。 そして、このショット、あんまりない取り合わせ^^ |
この日は雨。不安が倍増します。
そして、誰もいない…。
大丈夫なのか??と思っていたら、ダンサーの女の子が出てきました(ホッ。)。実は、私、NDP公演中にダンサーに話かけたことは一度もなかったので、顔を見ても全然誰とか全く分からず。でも、この日のダンサーの演技がすごい良かったので、意を決してこの女の子にサインください、と話しかけてみました。向こうも、ちょっとびっくり&引き気味だったけど、ちゃんとサインをくれました。
シンガポール公演のパンフの表紙。 表紙自体は結構普通です。 写真はJapan Tourのパンフと被っているものも多かったですが、 出演者情報等がこちらのほうが詳しかったです。 |
その後、続々とダンサーが出てきて、話かけられそうな人にとりあえずサインをいただきました。
ダンサーは、Japanツアーから結構変わっていた
印象でした。
そんなこんなで待っていたら、ロベールさんが出てきました。待ち時間の間にいろいろ言うべきことを考えておけばよかったのに、それを怠っていたためにとっさに出てきたのが、昨日は、大変でしたね。。。という何とも後ろ向き発言。確か、ロベールさんはそういうこともあるよね、的なことを言っていた気がしますが、話に詰まったので、日本から来ました、日本のファンの中にはシンガポールに来れない人もいるので、写真撮ってもいいですか?と言うと、快く写真を撮らせてくれました。そして、「君は日本のスポークスパーソンなんだね。」と言われて、思わず、「not really...」と反応してしまいました。。。そんなたいそうなことしてないです…。本当に。その後、爽やかにロベールさんは立ち去って行きました。
ロックポーズで決めてくれたロベールさん。
こういうお茶目なところ好きです。
ちゃんとパスを見せてくれているところも素敵。
サインが乾くまで待たないとね、と言われました^^
で、そのあと、ぼーっと手持無沙汰で立っていたら、メガネをかけたお兄ちゃんが私に話しかけてきてくれました。誰だかわからないので、「?」って顔をしていたら、「アクロバットだよ。」と自ら説明してくれました。「一列目にいたよね。見たよ。」とちょっとうれしいような恥ずかしいようなことを言ってくれました。ここでまた、話に詰まったので、あ、鐘に乗ったりしていたんですか?とくだらない質問をしたら、「うん、あと茶色い服を着ているのも僕たちで…」と出演シーンを説明してくれました。でもよく考えたら、自分、アクロとダンサーの区別ができていないので、説明してもらえて良かったです。
彼に、日本から来たというと、NDPは何回見たの?と聞かれたので、正直に「5回」というと、It's crazy!と言われました。うーん、crazyなのはわかっているんだけど、融通がきかない私、うまい反応ができず、とりあえず、"Yes, I know, but I love it!"といつもよりテンション高めで頑張って回答してみました笑。でも、こうやって人懐っこく話しかけてくれるのは本当にうれしかったです。ダンサーやアクロの人たちには、感動したわりにちゃんとそれを伝えることができなくて申し訳なかったです。
そのあと、スタッフの人たちが出てきました。一人でぼそっと立っていて、サインを私がお願いしているのを見たからか「Wow, first fanじゃないか!」と言われました。と、ここで、昨日はだれもやっぱり出待ちしてた人はいなかったんだと気づきました。(公演を見ていても、確かに出待ちしてそうな人はそういえばあんまりいなそうだった。)
スタッフの人たちも見知っている人はいなかったのですが、実は、1789の爆発事故で亡くなったマルキュスさんのお兄さんがこのツアーに参加しているのをパンフを見て知ったので、もし可能なら彼に一言ご挨拶してから帰りたいと思い、意を決して、またスタッフの人に話しかけてみました。
すると、「俺たちはスタッフだけど。」と言われ、「いえ、いいんです。トレダノさんを探しています。1789を私パリで見ていて、彼の弟さんのことを知って、話がしたいんです。」と言ってみたら、「あーフランキーね、そのうち出てくると思うよ。」と言われました。(が、しかし、結局、トレダノさんの顔がわからなかったので、挨拶できずじまいに終わりましたorz..)
で、ついでに、昨日の音消えの原因は結局なんだったんですか?と聞くと「歌手のマイクのヒューズだけが飛んじゃって、こっちには全然非はなくって、完全に劇場のせいだよ。彼らは我々に賠償金(と言ったように聞こえた)を支払うことになるだろうね。」とちょっと皮肉っぽく言われました。
自分的には、前日の散々だった公演に気落ちしているかと思いきや、みんなどっちかっていうと、「まー、アクシデントってあるよね。」っという感じか、上記のように「っつーか、マジあり得ないし。」みたいな反応が多かった気がします。それが自分としては意外というか、ほっとしました。キャストやスタッフは、ものすごい数の公演をこなしている人もいるので、ハプニングには慣れっこだから、今回のものもその一つという感覚なのかもしれません。
あと、パンフをまだキャストもスタッフも見てなかったらしく、自分の名前が載ってるか見せてと言われました。そして、自分の名前を発見して、喜んでいました。
そのあと、また別のダンサーたちの集団に何となく話しかけてサインをもらってみたら、人によって、「俺の写真ないんだけど。」と言われました(汗)。でも、とりあえず適当な場所にサインをもらいました。Thank you for the great show.と言ったら、人によっては、ニッコリ微笑んでくれる人もいてちょっとほっとしました。
その後、アレッサンドラっぽい女の子が出てきました。(この日、アレッサンドラはオフで、スタンバイしていたみたいです。)結構ロックな感じの私服でした。でも、何となく声かけづらい雰囲気(この人何してるの?って感じでチラ見されました…。いや、まあ確かに周りに誰もいなかったし、そりゃ怪しい人間だよね。)だなと思ってまごまごしていたら、喫煙コーナーでほかのイタリア人ダンサーたちとスモーキングタイムに突入してしまったので、アレッサンドラのサインは断念しました。
ダンサーたちは、みんな仲良く仲間が出てくるのを待って一緒に帰っていきました。
で、ここから結構待っていたのですが、マットやリシャールが出てくる気配がありません…。心配だなーと思っていると、マット、エリシア、ミリアム、ダンサーのアントニー(彼だけ、実は知っていた。)が一緒に出てきました。
実は、日本で女性歌手に誰も会うことができなかったので、個人的にテンションが上がりました!しかも、この日、ソワレ(パーティー)ということで、ミリアムとエリシアはばっちりメイク。超美しかったです。4人にサインしてくださいと言って、サインをもらおうとしたら中々彼らの写真が見つからず、私がまごついていたら、みんなで「探してあげるね。」と一緒に探して、サインしてくれました。彼らも初めてパンフを見たからか、「へー、こんな風になってるのねー。」とパンフ鑑賞をしていました。
ミリアム、確か左利きだったなー。
写真を撮り損ねてしまいましたが、
めっちゃ美人でした!
実は、プレミアでずっこけた後にTwitterをしたら、Mattが親切にも反応してくれたので、Mattに、あのツイッター送ったの、自分です、と言うと、「あー、あのツイッター送ってくれたの?ありがとう!」とあの飛び切りスマイルで言われ、超感動しました。
実は、東京公演やソウルガラコンでは、マットは大人気で基本的にあんまり話せる機会が実はなく、このとき、初めてまともに話をしました。このあとプレミアの悲劇について話して、確かマットも「こういうアクシデントって起きちゃうんだよねー。」と穏やかに言われた気がします。みんな、落ち込んでるというより、アクシデントはアクシデントと気持ちを切り替えてやってるんだなと思って、ちょっとホッとしました。
一人で、結構心細かったので、マットが声かけてくれたのはすごい個人的にジンときました(だから大人気だったんだねーといまさらマットのすばらしさに気づく私。)。
マットの優しさに感動。。。
エリシアは、想像以上に美人でビビりました。地毛のブルネットのウェービーヘアーがすごいお似合いでした。ミリアムも真っ赤なリップが超お似合いの美人さんでした。(Girls Crush!)。見てるだけで女子力が上がる気がしました^^
ミリアムに東京であなたのエスメラルダ見れなかったので、すっごくうれしかったです。と言うと、「ありがとう!」と言われ、ちょっとうれしそうで、こっちまでうれしくなってしまいました。
みんなにサインをもらって、そうだ写真!と思いだし、ソワレに行こうとしていた彼らを引き留めて(あー、でもミリアムは気づいたらいなかった(汗))写真を撮らせてもらいました(冒頭の写真。)。この瞬間のために、素敵カメラを持参していたのですが、レンズが望遠だったので、かなり後ろに下がって写真を撮ろうとしたら「そんなに下がって大丈夫?」とマットたちに心配されました笑。
で、今度は私を入れて写真をと話をしていたら、リシャールとスタッフのどなたかが一緒に出てきました。
ソロショットをいただきました。
この日は珍しく無帽。
ソウルガラコンのとき、リシャールと話はしましたが、一瞬だったし、たぶん、自分の顔までは覚えていないだろうと思ったので、"C'est moi, ○○.(私、○○(名前)です。)"と言ってみると、"Oui"と返してくれて、それは、ちょっとほっとしました。でも、それがあまりにも抑揚がない感じ&けっこう普通に真顔で言われたので、イマイチリシャールにどんな印象を持たれているのかよくわからず、ちょっと不安に…。
でもとりあえず、「ツアーとランボーとで最近は忙しいの?」と聞くと「うん、今日はプロモーションの取材で、明日は、現地のフレンチスクールに公演に行くんだ。」と言われ、今度は逆に "How are you?"と聞かれ、ちょっとびっくり。(いや、聞き返すのがマナーだっていうのはわかっているんだけど、まさか言われると思わず。。。)とりあえず、適当にGreat!と答えてしまいました。
聞きたいことをいくつかリストアップしていたので、「ランボーについての情報があまりないから、質問してもいい?」と言うと「今じゃないとダメかな?明日はもう来ないの?(何日かいるの前提にしてるのがちょっとウケる。)今日、これから、パーティーがあって、そんなに時間が取れないんだ。」と言われてしまいました。。。
しかし、自分は次の日の深夜便で帰ることにしていたので、出待ちっていうか公演も見れない感じ。。。
その旨伝えると、
「メール(メッセのことだったらしい。)とかで送ることはできない?そのほうがいいよね。」と言われました。
メッセだったら、日本にいても同じな気が…。シンガポールまで来たのは、リシャール本人の口からお話を聞きたかったからなので、ちょっと気落ちする私。しかも、メールのほうがいい?って自分の英語そんな変だったか??と焦りました。(まーマットにも聞き返されたけどさー。→あとから考えたら、リシャールは私が話すのより書く方が楽そうだから、(まあ、実際そうなんですけど。)敢えて気を使ってメッセにしたらと提案してくれたのではないかという気がしました。)
「4、5個あるんだけど、それでも大丈夫?」と聞くと、「あ、全然かまわないよ、送ってくれさえすれば答えてあげるよ。」と言ってくれました。事前に、実は、もし公演後に会えたら、質問したい旨のお願いはしてあったのですが、こんなにあっさりオーケーしてくれるとは思わず、リシャールの気さくさにすごい感動しました。。。
ソワレがあると聞いて、とっさに「Sorry for bothering you.」と言うと、リシャールは「No, it's ok.」と言ってくれ、あくまで時間がないから、ということを強調していました。(これはかなりうれしかった。)じゃあ、メール待ってるね、と言われ、とりあえず、みんなで写真だけ撮らせてもらい、その場は別れました。
自分の映りがひどすぎて、「…。」ですが、ほかの3人が
すてきすぎる写真。これは、宝物。。。
公演で疲れていたのかもしれませんが、この日のリシャールは、東京や、ソウルでみたときよりも、静かというか、終始穏やかに話をしてくれて、あれ、こんな人だったっけ?とちょっと思ってしまいました。
リシャールに直接いろいろ聞ける!と思っていた自分は、全く何も聞けなかったことに意気消沈し、(いや、この日がソワレだったので、みんなに会えただけでも、ラッキーだったはずなんですが、思いが強かっただけに失望も大きく…。しかし、このときかなり自分本位でした。。。懺悔。しかも、シンガポールで終始英語を話していたら、頭の中が完全に英語モードになってしまい、フランス語をほぼ話さなかったという大失態。。。)
そして、ホステルについて、みんなにもらったサインを写真に撮っていて、あ、リシャールからサインもらいそびれてる!と気づき、さらに意気消沈。。。
失敗覚悟で、とりあえず、次の日入り待ちをしてみることにしました。でもあまり希望は持っていませんでした。
観光の途中で、MBSからタクシーで帰った時に気になっていたセント・アンドリューズ教会に、入ってみました。真っ白な教会。何だか心が清らかになります。特に信心深くない自分ですが、旅先の教会ではなぜかよくお祈りをしているので、ここでもお祈り。一応、リシャールに会えますように、とお祈りし、何となく記帳までして、教会をでました。
が、奇跡が起きました。
なんと、MBSに再び行って、楽屋口で20分ぐらい待っていたらリシャールがロベールさんと一緒に会場にやってきたところに出くわすことができました。せっかくなので、、i podにサインしてください、と言うと、リシャールが一瞬え、パンフではなく?といった反応がありましたが、いつも、これを持ち歩いているから、というと快くサインしてくれました。よくほかの人にi phone と間違われるi pod touchですが、リシャールにも「最新のi phone?」と聞かれました笑。
最初サインの下に何を書いてくれたのかわからなかったのですが、
GRINGOIREと書いてくれたらしいです。
確かに。勘が悪い自分。
そして、いかんと思いつつ、「ちょっとだけ聞きたいんだけど、ランボーのツアーっていつ始まるの?」と聞くと、「まだ、決まってないんだ。来年の1月にミーティングをする予定なんだけど。ほら、資金集めとか、いろいろ決めなきゃいけないことがあるから。でも、上海で始まるってことだけは決まってるんだ。決まったら、ちゃんと知らせるから。」と教えてくれました。そんなに焦らないで、と言う感じで言われたのがちょっと恥ずかしかったです(苦笑)。というわけで、どうやらリシャールはツアーのあとは、さらにアジアに残ってランボーの準備をする予定のようです。
ただ、リシャールはリアルに急いでいたようで、そのあと、「ウィッグとかの準備があるから、ごめんね。リストはどうなった?送ってくれたら答えるから。」といって爽やかに立ち去って行きました。まさか、質問のことをリシャールから話してくれるとは思わなかったので、これはかなりうれしかったです。→この後実際に質問は送ったのですが、さてさてどうなることやら…。返ってきた方が奇跡な気が(笑)。
このときも何だかすごく穏やかな感じでした。Ricky Ping!Matt Wong!とかやってるリシャールがちょっと信じられない笑。
リシャールにサインをもらった後、充実感に浸りながら食べたジェラート。
レモンライム味が甘酸っぱかった(→女子高生か!(笑))。
よくありませんでしたが、やろうと思ったことを
ほぼすべて達成できたので、すべてが美しく見えました。
この空の絵、忘れられません。
シンガポール、ありがとう!
美しかった蓮の花…。
それにしても、リシャールがあんなにいい人だったことに本当に感動。
一人で(アジア人なので、たぶん実年齢よりかなり若く見えたと思う。)、しかもほかに誰も出待ちをしている人がいなかったということで、キャストやスタッフの方たちはみんな、遠くからよく来たねー、という感じで本当にすごく親切にしていただきました。
出待ちは、本来、公演のおまけのはずですが、リアルにシンガーやダンサーたちに会えるので、思い出としてもなんだかやたらとvividに記憶される気が…。
本当にPricelessな思い出、幸せな瞬間でした。。。
日本に帰ってから、それぞれの方に写真とお礼のメッセを送ったら、みなさん親切に、ありがとうと返事もして下さり、またさらに感動…。
Singapour, je t'aime...
Et merci pour tout, l'équipe NDP!!!
シンガポールレポ、おわり。
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